建ぺい率と容積率があるのは何のためでしょう。
間取りや構造以前に、家を建てる時に重要になってくる要素として、建ぺい率と容積率というものがあります。
建ぺい率とは、正しくは建蔽率と書きます。
土地面積に対する建築物が占める割合のことを指します。
この規定は敷地内に一定割合以上の空地を確保することで日照や通風など環境を衛生に保ち、防火や避難などの安全性を備えることを目的したものです。
容積率とは、敷地面積に対する建築物の延べ床面積の割合を指します。
行政庁の都市計画で用途地域ごとに容積率の制限割合が定められています。
容積率を設定する目的のひとつは、地域個別の環境を維持することです。
建築物の日照や通風などの条件として建築基準法では前面道路幅員が関係してきます。
購入した敷地が異なる用途地域にわたる場合もあります。この場合は計算式が複雑になります。
建蔽率と容積率を甘く見てはいけません。
住宅購入の時に古家付き土地を購入したのちに古家をこわして建て直しを考えている場合では、以前と同じ面積の建物が建てられるとは限りません。現在の建築基準法の建蔽率と容積率が適用される為、もしかしたら思うプランの家は建てられないかも知れません。
目には見えない敷地には規制などありますので専門家にお尋ねください。
リニュアル仲介の渡辺でした。