不動産取引ガイド

法務局備付けの地図が変わる!?

法務局では、土地や建物の地図証明書を取得することができます。

土地については公図(地図証明書)や地積測量図が、建物については建物図面が取得できます。

これらの地図証明書等が、平成30年10月1日から変わりました。

http://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00350.html

具体的な変更点はというと、「用紙の余白」が増えたという点です。

これは、ISOの定める用紙の余白の規格に合わせた書式になったということです。

実際の地図情報としての見方等には変更ありません。

ただそもそもですが、法務局の公図は、情報として不正確なことが多々あります。

古い時代に作成された手書きの図面を無理やり電子化したものもあるため、隣の土地の地図とうまく重ならないエリアもあります。

ご購入を検討する土地の地図を見ても、うまく位置がつかめないといった相談もいただきます。

この不正確な地図の解消として、国土調査も進めることにはなっていますが、遅々として進んでいないのが現状です。

一部には、方位不明という地図も残されています。

書式を統一することも大切ですが、より正確な情報が早く反映されるとよいですね。

2018 年10月度の不動産相場前のページ

見飽きたテーマ「賃貸VS持ち家の『損益分岐点』」次のページ

ピックアップ記事

  1. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  2. 住宅購入と 生涯の資金計画
  3. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  4. 立地適正化計画をご存知ですか?
  5. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    何でもシェアする時代?!しかし資産形成には住宅購入が重要?!

    最近、欲しいものはリアルに所有せず、不特定多数の人と共有すれば良いと考…

  2. 不動産取引ガイド

    空き家対策待ったなし!

    日本の人口が減り続け、次第に顕在化する空き屋問題。日本の空き家って…

  3. 不動産取引ガイド

    中古を買ってフルリフォーム?!リフォーム前に把握しておきたい大切なこと!

    最近、新築資材の高騰の影響か、中古の家を買ってリフォームしたいという方…

  4. 不動産取引ガイド

    不動産売却時にかかる「譲渡所得税」の注意点

    不動産を売却した場合にかかる税金として、「譲渡所得税」というものがあり…

  5. 不動産取引ガイド

    自分のことのように仲介する!買い替え・間取り変更を行う際は、リニュアル仲介なら安心です!

    今回、マンションから戸建て住宅への買い替えの方の事例をご紹介させていた…

  6. 不動産取引ガイド

    資産価値に直結!総務省 人口移動報告が発表されました。

    総務省から、2018年1月29日、住民基本台帳に基づく2017年の人口…

  1. 不動産取引ガイド

    不動産の4つの価格 その3 「路線価」
  2. 不動産取引ガイド

    急なテレワーク体制で得た貴重な教訓
  3. 不動産取引ガイド

    「建築確認申請」って知っていますか?
  4. 不動産取引ガイド

    塀は隣との「共有」と「単独所有」どちらがいいのか?
  5. かし保険

    インスペクションに関するボタンの掛け違い その5
PAGE TOP