2016年7月度の首都圏の不動産流通市場の動向について、公益財団法人東日本不動産流通機構より発表されました。
成約件数は、すべての地域が前年比増!
これは、全期間固定金利「フラット35」の金利が1%を切り史上最低金利を更新するなど、
住宅ローンの金利が大きく下がっていることが、住宅購入に大きくつながっていると思われます。
気になる物件価格の推移ですが、以前程の上昇率はないものの 需要が大きいこともあり、
首都圏の中古マンションの成約価格は前年比で4.5%上昇し、2013年1月から43か月連続で前年同月比上回りました。
これも新築マンション供給の品薄情況・建築資材の高騰・住宅ローンの低金利等影響が中古市場で価格を上げている原因といえそうです。
【成約㎡単価 県別の概要】(2016年7月)
成約単価は神奈川県他を除く各地域が前年比で上昇
○東京都
7 月の東京都区部は69.5 万円/㎡と前年比で6.0%上昇し、12 年10 月から46 ヶ月連続で前年同月を上回った。多摩は37.9 万円/㎡と前年比で1.3%上昇し、15 年5 月から15 ヶ月続けて前年同月を上回った。
○神奈川県
7 月の横浜・川崎市は44.3 万円/㎡と前年比で3.8%上昇し、6 月に続いて前年同月を上回った。神奈川県他は28.9 万円/㎡と前年比で3.7%下落し、6 月に続いて前年同月を下回った。
○埼玉県・千葉県
7 月の埼玉県は28.4 万円/㎡と前年比で4.8%上昇し、8 ヶ月連続で前年同月を上回った。千葉県は25.4万円/㎡と前年比で5.0%上昇し、4 ヶ月続けて前年同月を上回った。
※確かに「前年同月比」では上がり続けていますが、2016年1月「マイナス金利の発表」その影響を受けた3月ぐらいをピークに、今年の成約㎡単価はほぼ横ばいといえます。
詳細は、下記の表をご参照ください。
このまま価格が上がり続けるというよりは、ピークを過ぎ、横ばいの状況、エリアによっては若干下がるといった市況といえそうです。不動産価格も二極化になりつつあり、人気のある(需要の高い)千代田区・港区・中央区・渋谷区・新宿区、今回上昇してそのままの価格を維持し続けていきそうです。
購入検討者にとっては、住宅ローンの金利により家計に大きく影響を受けます。これだけの低金利がいつまで続くかがわかりませんので、タイミングを逃さないようにご検討下さい。
以上、バイヤーズエージェント 中田でした。
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