不動産取引ガイド

『断捨離』は不動産購入前にやりましょう!

不動産購入前の『断捨離』とは?

当社のお客様の中にも、引っ越し後に『断捨離』をされる方も居ますので、どうせだったら、不動産購入前に行うメリットについて、お伝えしたいと思います。

◇不動産購入時に『断捨離』をおこなう3つの理由

1.不動産購入前に行うと、引っ越し後もスッキリする

不要な物を処分するのは、引っ越し前がおススメです。
持ち物を整理し、使わなかった物、着なかった服、使う予定のない貰い物などは不動産購入前に思い切って手放しましょう。

「捨てる」という行為にネガティブな気持ちを抱いてしまいがちですが、持ち物の整理は本来「自分を幸せにするための作業」とも言います。

大事なのは、不動産購入後に不要なものを処分するよりも、不動産購入前に「自分にとって本当に必要な物」を選んで残すことを決めておいていただくと、結果、引っ越し代も低く押さえる事が出来ます。

物を減らすことで整理整頓がスムーズにできるようになり、引っ越し後、自分にとって居心地の良い空間を維持できるようになります。
どうしても片付けが苦手、不用品の処分が面倒……というときは専門の便利サービスを利用するのもおすすめ。

整理収納アドバイザーを探すなら、家事代行・家政婦サービス、不用品の量が多いなら、一回で処分ができる不用品回収サービスが便利だったりします。

2.不動産購入前に行う事で、引っ越し先に無駄な荷物を運ぶ必要がない。

掃除は上から下、奥から手間の順に掃除をすることで、ホコリや汚れを効率よく取り除く事が出来ると言います。
それと同じ要領で、不要なものは奥側から、整理していただく事をおススメ致します。
そのような整理を行っていただく事で、不動産購入後の引っ越しの際には、不要なものを運ぶ必要がなく、少しでもお安く引っ越しが出来たりします。

3.不動産購入後の住空間を作り易くなる。

ビジネスパーソンは、年間150時間、勤務中に「探し物」をしている時間との調べがございます。(大塚商会調べ)
書類がない、ピンクの蛍光ペンがない、スティックのりがない、保存したはずのファイルがパソコンから見つけられない等、「探す」という行為に、多くの時間を費やしているようです。
そのような状況と似て、物があふれると整理がつかず、物を置くために不動産購入をするというような状況に陥りがちです。結果、仕事と同じように、非効率な時間を過ごす、住空間となりがちです。

その為、不動産購入前に『断捨離』をしておくことで、不動産購入後もスッキリとした住宅になる事は間違いないものと思います。

◇断捨離のスケジュール

限られた時間で断捨離をするためには、簡単なスケジュールを立てておくのがおすすめです。
やることが整理できるので無駄がなく、効率的に断捨離を進めることができます。
下の順番を参考にスケジュールを立ててみましょう。

・持ち物の整理をする
・売却できるものを仕分け
・不用品の処分をする
・ゴミの収集日を把握する

断捨離のスケジュールで気をつけなければならないのが、ゴミの収集日を把握する事です。お住まいの自治体によりゴミ収集スケジュールが異なるので、予めチェックしておいて下さい。

※不動産購入前の少し余裕のある時期から『断捨離』を進めていただき、いざ引っ越しの見積りを取られる際にはスッキリした住空間にしておいて下さい。

処理方法を調べてきちんと収集日に出せるよう、持ち物の整理は一番最初に行い、不用品は早めに処分するようにしましょう。
不用品回収業者に回収を依頼する場合も、年末等は予約が混み合うため早めに予約しておくと安心です。

いずれにせよ、不動産購入時には『断捨離』をする絶好の機会でもありますので、引っ越し後に整理しようとせず、予め、整理をしておいていただければ幸いです。

今後の住宅購入にお役立て下さい。

法人営業部 犬木 裕

家を建てる時の建築確認申請って何の申請かご存知ですか?前のページ

ZEH(ゼッチ)【 省エネ住宅シリーズ】次のページ

ピックアップ記事

  1. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  2. 立地適正化計画をご存知ですか?
  3. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  4. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  5. 危険な場所は 地形図で見分ける

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    住宅ローンの返済方法は、全額返済or不動産売却だけではない?!

    住宅ローンを利用すると、基本的には長期にわたって借入額を返済していくの…

  2. 不動産取引ガイド

    身体にやさしい放射冷暖房

    放射冷暖房を取り上げる番組が多いので調べてみました。放射冷暖房とは…

  3. お金・ローン・税金

    住宅購入時の自己資金の目安ってご存知ですか?

    住宅取得に必要な資金は、住宅ローンで賄うのが一般的な考え方ですが、住宅…

  4. お金・ローン・税金

    競争力急上昇!固定金利住宅ローンの定番「フラット35」が使いやすくなりました!

    2018年4月1日から、住宅金融支援機構の「フラット35」の制度が大き…

  5. 不動産取引ガイド

    マンション修繕積立金不足問題の現状と対策

    ■深刻化する修繕積立金不足の実態マンションの修繕積立金不足が深刻な…

  6. 不動産取引ガイド

    土砂災害のリスク

    長雨や台風がもたらす大雨による災害が毎年懸念されており、今年もすでに大…

  1. 不動産取引ガイド

    買った家に一生住み続けなければならないって重たくないですか?
  2. 不動産取引ガイド

    耐震性をきちんと検討する
  3. 不動産取引ガイド

    瑕疵(かし)保険とは?
  4. 不動産取引ガイド

    権利証を紛失してしまったら その2
  5. 不動産取引ガイド

    不動産購入の失敗事例3選!
PAGE TOP