ZEHゼッチ(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは
「住宅の断熱性・省エネ性能を上げ、太陽光発電などでエネルギーを創ることにより、年間の一次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気)の収支をプラスマイナス「ゼロ」にする住宅を言います。
ZEH住宅の最低条件
1.基準値以上の気密性の高い住宅にする
2.高効率な設備を導入
3.太陽光パネルなどを載せる必要がある
4.HEMSを導入する
1.気密性の高い家
高機能なフレームに樹脂を用いたサッシにしたり、三重窓を使用することもあります。
そのため窓が大きい家・玄関の大きい家は不向きです。
高断熱で気密性の良い住宅を作るため、窓やドア等、いわゆる「開口部」に制約があります。
2.高効率な設備を導入
高効率な設備とは以下のとおり
・LED照明
LEDは制約はないそうです。
・高効率な給湯機(エコキュート・エコジョーズ・エネファーム)
・冷暖房設備
一般的には一台のエアコンで家全体を管理する。
・換気設備
「24時間換気システム」は、2003年に建築基準法が改正され、設置が義務化されています。
「24時間換気システム」は3種類
第1種換気は、最も確実な給排気が行える換気システムですが、3種類の中で最もランニングコストが高くなる傾向があります。
第2種換気は、最も電気代が安いけど、室内の内部結露を発生しやすいといわれています。
第3種換気は、最もランニングコストが安く結露にも強いと言われますが、各部屋に給気口が必要、また暖房費が結構かかるそうです。寒冷地に若干不向きです。
3.太陽光発電システムについて
「一次エネルギー消費をゼロの家」とは、自家発電しそれを使ってなるべく電気を買わない生活を目指す。
世の中には太陽光発電の他、地熱、風力などの発電システムがありますが、一般家庭向けですので太陽光発電で良いと思います。
サイズは、SIIの調査結果によれば平均6.1kW~6.6kW程となっています。つまり大容量の太陽光パネルである必要はないのです。
4.HEMSを導入する
HEMSとは「Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)」の略です。
家庭で使うエネルギーを節約するための管理システムで、家電や電気設備とつないで、電気やガスなどの使用量をモニター画面やスマートフォンで「見える化」したり、家電機器を「自動制御」できたり便利です。
ざっと書き出してみましたがイメージするのが難しい場合はモデルルームの見学などしてみるといいかもしれません。
ZEH住宅は省エネ・CO2化に向けた経済産業省による支援制度もあるようなので興味をもたれた方は下記をご参考ください。