不動産取引ガイド

建築条件付き土地のメリットとデメリット

「建築条件付き土地」というものをご存じでしょうか。

土地の販売チラシを見るとたまに記載されていることがあります。

建築条件付き土地とは

「建築条件付き土地」とは、土地を購入した場合でも、売主から「指定の建築会社」と「指定の時期」までに「建築請負契約」を結ぶことを条件とされている土地です。

つまり、土地を購入した後でも自分で建築会社を選ぶことができない、ということになります。

建築条件付き土地のメリット

建物の素材や建築会社に拘りがない場合には、選択の段取りが立てやすくなりますので好都合となります。

また、建築条件のない土地に比べて、若干価格が安くなっている傾向にあります。

建築条件付き土地のデメリット

建築会社が指定されてしまうため、完全に自分好み家を建築することはできません。

また、建築請負契約までの期日が設定されているため、時間的に決めきれない可能性もあります。

建築条件付き土地を検討する場合には、早め早めからショールームへ行くなどして、イメージを固めておきましょう。

また、場合によっては、「建築条件を外す」という交渉もあります。

販売価格に上乗せして支払うことで、建築条件を外してもらう、という方法です。

これは売主サイドとの交渉となりますので、必ずできるわけではありませんが、気に入った土地があり、希望の建築会社がある場合には、交渉してみてはいかがでしょうか。

お住まい探しで悩まれる場合には、まずはリニュアル仲介のエージェントまでご相談ください。

その土地買って大丈夫ですか?前のページ

リフォームと建て替えどっちにしますか?次のページ

ピックアップ記事

  1. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  2. 住宅購入と 生涯の資金計画
  3. 危険な場所は 地形図で見分ける
  4. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  5. 住宅購入は不安でいっぱい

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    2024年の住宅市場:価格動向から見る賢い不動産選び

    こんにちは、不動産エージェントの中田です。今回は、2024年の住宅…

  2. お金・ローン・税金

    減税を受けるために必須の書類

    今回は、不動産取引において減税を受けるために必須の書類「住宅用家屋証明…

  3. 不動産取引ガイド

    不動産購入後の引っ越し時の注意点について

    春は、お子様の入学や就職、転勤などで引っ越しを検討する方が増える時期で…

  4. 不動産取引ガイド

    不動産の4つの価格 その4 「実勢価格」

    前回は、不動産の4つの価格のうち、「路線価」についてお話ししました。…

  5. 不動産取引ガイド

    令和元年版消費者白書をご存知ですか?!出来れば避けたい不動産トラブル事情・・・

    本日は少し不動産購入とは違うテーマかもしれませんが、情報をお届け出来れ…

  6. 不動産取引ガイド

    国立西洋美術館が世界文化遺産になりそうです。

    台東区にあります国立西洋美術館がユネスコの諮問機関イコモスが世界文化遺…

  1. 不動産取引ガイド

    2024年1月から適用される?!「マンション節税」について
  2. 不動産取引ガイド

    住宅購入後はグランピングで楽しむ?!
  3. 不動産取引ガイド

    中古住宅購入時の「畳の張り替え」について
  4. 不動産取引ガイド

    地域の生活コスト「見える化」システム
  5. 不動産取引ガイド

    「買う家」=「住む家」ではない?
PAGE TOP