不動産取引ガイド

事故物件はお買い得?不動産と心理的瑕疵

販売チラシの隅っこに「告知事項あり」という記載があることがあります。

この場合の告知事項とは事故、事件、自殺などの「心理的瑕疵(かし)」があったということを意味します。

こういった物件は「事故物件」又は「ジコブツ」などと呼ばれたりします。

事故物件が価格に与える影響については、以下の記事をご参考ください。

https://smile.re-agent.info/blog/?p=6039

事故物件は購入検討者に敬遠されてしまうため、「売れない」「貸せない」物件になってしまうことが多いのですが、最近はこういった事故物件を気にしない、という方も増えてきているようです。

たとえ過去に事故や事件があった現場であっても、相場より大幅に安く買えるのであれば構わないという意見も伺います。

もちろん、事故物件だからといって事件現場がそのままになっているわけではありません。

たいていは綺麗にリフォームされ、新築同様になっており、事件の様子は微塵も感じられないはずです。

心理的に問題がないという判断ができればお買い得、ということにもなるかもしれません。

事故物件に関しては、契約した後から事故物件であることが判明した場合には、裁判になるケースがあります。

買主から契約を取り消されたり、損害賠償請求となることもあります。

そのため、売主側や仲介事業者は、事故物件であることがわかった場合には、丁寧に買主に説明するように心掛けることになります。

最近では、事故物件を専門に掲載するインターネットサイトも登場しました。

なかなか売れずに困っている事故物件の所有者と、事故を気にしないから安く買いたい購入検討者をマッチングしようというサービスです。

インターネットの普及、価値観の多様化は、不動産業界にも様々な影響を生み出していることを実感させるニュースでした。

不動産業界はいまだに古い体質を引きずっている業界ですが、日々新しい情報を意図的に取り入れながら、お客様には適切な情報提供をできればと思います。

フラット35不正利用問題について思うこと前のページ

平成31年度「長期優良住宅化リフォーム推進事業」をご存知ですか?!次のページ

ピックアップ記事

  1. 危険な場所は 地形図で見分ける
  2. 立地適正化計画をご存知ですか?
  3. 住宅購入と 生涯の資金計画
  4. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  5. 住宅購入は不安でいっぱい

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    日本版CCRCとは!?

    FPの雑誌に人生100年時代に向けてエコノミストに聞くこれからの経済展…

  2. 不動産取引ガイド

    間取りの変化

    昔、日本のマンション・団地の間取りは、寝る部屋と食べる部屋を分ける考え…

  3. 不動産取引ガイド

    住みたい街最新ランキング

    リクルート住まいカンパニーのまとめによる「住みたい街ランキング関東版が…

  4. 不動産取引ガイド

    不動産表示のルールが厳格になった事をご存知ですか?

    ■不動産表示が厳格になった事をご存知ですか?駅までの所要時間や職場…

  5. 不動産取引ガイド

    生活スタイルで変わる希望の間取り

    テレワークの浸透により、郊外への居住希望者が増えたというのは最近良く聞…

  6. 不動産取引ガイド

    私道にまつわるトラブルとは?

    一般的に不動産購入において、「私道」には気を付けよう、と言われています…

  1. 不動産取引ガイド

    家を買う際の「法的なリスク」とは?
  2. 不動産取引ガイド

    異常気象と思われる豪雨!
  3. お金

    不動産の共有状態を解消する方法
  4. 不動産取引ガイド

    相続時の不動産名義変更について
  5. 不動産取引ガイド

    お住まい購入に必要な「老後に備えた住替え」という視点
PAGE TOP