不動産取引ガイド

ビルトインガレージとは!

ビルトインガレージ(ガレージハウス)とは、家と一体化しているガレージのことです。
最近、近所では車の盗難やいたずたが多いのと、我が家の息子がバイクや車が好きなので自分で整備ができるガレージが欲しいとの事でしたので
家の建て替え計画にインナーガレージもあり得るため調べてみました。

ビルトインガレージのメリット

・車を雨や風などから守り管理することができます。
・間取りの自由度が高いため趣味のものとして眺めることもできます。
・車の乗り降りが非常に楽になるため育児、介護の大きな助けとなる場合もあると思います。

ビルトインガレージのデメリット

・費用がかかるので、予算をよく考慮する
・特に1階部分をガレージが大きく占めるため、1階につくることができる部屋は少なくなります。不便がないよう間取りを考慮する必要があります。
・ガレージ部分には柱をつくることができません。上の階だけでなく家全体を支えるだけの強度を考えた設計にする必要があります。
・車の排気ガスがガレージの奥にこもる可能性があるため換気として窓や排気口などを設置する
・ビルトインガレージは、音や振動が家に伝わりやすい可能性があります。
・ガレージに寝室を隣接させないようにする、防音対策も必要になる
・ガレージ内に自然光を取り入れにくいので、明るくする工夫(窓やライト)が必要
・所有する車の台数が増えても対応できない

ビルトインガレージの固定資産税について

家全体の延床面積の1/5までのビルトインガレージであれば容積率に含まれないため、広さに気をつければ固定資産税の節約も可能です。

ただし、電動シャッターなどの高級な設備が付いている場合には課税対象となる場合があります。
固定資産税の対象については各行政区域によって異なるため、事前に確認するようにしましょう。

このように車を所有していずれは駐車場の検討する場合は税金面やガレージ分の建築費をしっかり考慮した上で
取り入れたいものです。
以上の事に気を付けてビルトインガレージを検討されてはいかがでしょうか。

リニュアル仲介、渡辺でした。

【瑕疵保険①】中古住宅の保証って?前のページ

住む街を決める時に重要視することは何ですか?次のページ

ピックアップ記事

  1. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  2. 土地価格の相場を知る方法
  3. 危険な場所は 地形図で見分ける
  4. 住宅購入と 生涯の資金計画
  5. 買ってはいけない物件を自分でチェック

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    間取りの変化

    昔、日本のマンション・団地の間取りは、寝る部屋と食べる部屋を分ける考え…

  2. 不動産取引ガイド

    不動産の4つの価格 その4 「実勢価格」

    前回は、不動産の4つの価格のうち、「路線価」についてお話ししました。…

  3. 不動産取引ガイド

    2018 年7月度の不動産相場

    公益財団法人東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)から、2018…

  4. 不動産取引ガイド

    フラット35が利用しやすくなりました

    2022年度フラット制度改正内容をご説明いたします2022年度の予…

  5. 不動産取引ガイド

    耐震等級3「相当」にご注意を!

    今回も少しマニアックな話題となります。築20年以内の中古戸建てを探して…

  6. 不動産取引ガイド

    お客様の声。今度は週刊ダイヤモンド中古不動産特集に取上げられました!

    週刊ダイヤモンドの中古不動産特集に掲載されました!先日発売され…

  1. 不動産取引ガイド

    認知症と不動産管理:家族が知るべき法的・実践的対応策
  2. 不動産取引ガイド

    謄本の見方がわかると、購入時に何に気を付けた方が良いかがわかると思います。
  3. 不動産取引ガイド

    火災保険ってどこの保険に入っても一緒と思っていませんか?
  4. 不動産取引ガイド

    タワーマンションに死角あり?!浸水リスクや合意形成も難題あり!~マンションクライ…
  5. 不動産取引ガイド

    相続税、専業主婦の奥様は気をつけて!
PAGE TOP