2024年4月のフラット35金利は、20年以下が1.23%と前月から0.07%引き上げ、21年以上が1.62%と前月から0.02%引き下げとなりました。
大手都市銀行の動向についてですが、10年固定型の4月の最優遇金利は、三井住友銀行が前月から0.25%引き上げ、三井住友信託銀行は前月から0.075%引き下げ、みずほ銀行、りそな銀行、三菱UFJ銀行は前月から据え置きとなりました。
また、変動型の基準金利は5行とも前月から据え置きとなりました。 日銀によるマイナス金利政策が解除されましたが、急速な利上げが必要な状況ではないとの見解から、多くの方が懸念されていた急激な金利上昇は今のところ発生していません。
ただ、日銀の審議委員が「金利機能発揮できる水準まで戻す」という発言をしたことがニュースになるなど今後の見通しが不透明な部分も多く、引き続き金利の動向には注目です。
【フラット35 4月実行金利】
借入期間15年~20年 1.23%(前月+0.07%)
借入期間21年~35年 1.62%(前月-0.02%)
※上記金利には団信特約料が含まれておりません。
〇子どもの人数等に応じて金利を引下げ
【フラット35】子育てプラスが新設され、子育て世帯※1または若年夫婦世帯※2に対して全国一律で子どもの 人数等に応じて一定期間借入金利が引き下げられます(【フラット35】S等の他の金利引下げメニューとも併用可。)。
※1 借入申込時に子ども(胎児および孫を含みます。ただし、孫にあってはお客さまとの同居が必要です。)を有しており、借入申込年度の4月1日において当該子どもの年齢が18歳未満である世帯をいいます。
※2 借入申込時に夫婦(同性パートナーを含みます。)であり、借入申込年度の4月1日において夫婦のいずれかが40歳未満である世帯をいいます。
〇金利引下げ幅を最大年▲1.0%に拡充
新しいポイント制度を導入し、金利引下げ幅を従来の最大年▲0.5%から最大年▲1.0%に拡充します。