不動産取引ガイド

半地下車庫のメリットとデメリット

先日、一戸建ての購入を検討されているお客様をご案内しました。

その方は車を所有されており、お探し中の戸建ても「駐車場付き」というご希望でした。

戸建て物件の購入を検討される方は、駐車スペースの有無を気にされるケースが多いかと思います。

駐車スペースがしっかり取れるだけの敷地面積があればいいのですが、なかなか予算との兼ね合いで、それだけの敷地面積を確保できないというお悩みもあるかと思います。

そんな場合に検討候補に入ってくるのが、半地下車庫の物件です。

半地下車庫の場合、建物の容積率を緩和できることがあります。

そのため、希望の予算内で駐車スペース付きの戸建てが検討候補に入ってくるのです。

今回も、半地下が鉄筋コンクリート造の駐車場、その上に木造2階建て戸建、という物件をご案内しました。

建物の状態も良く、駅からの距離や周辺環境も良かったのですが、そこでいただいたのが、「半地下車庫ってどうなの?」というご質問です。

・半地下車庫のメリット

限られた土地面積の中で、駐車場付き戸建の理想をかなえることができる。

建物の1階部分が上がるので、リビングなどの陽当りや眺望が確保できる。

・半地下車庫のデメリット

玄関までが階段になる。

駐車できる車の高さに制限がかかり、ハイルーフの車などは止められない場合がある。

水害などが発生した場合に水没の危険がある。

土地柄によっては凍結して出庫ができない、といったケースもある。

今回も「階段が急で、買い物の荷物を上げるのが大変そう」という感想をいただきました。

たしかに、重い物を持って上がるのは一苦労です。

ただ、予算や立地、周辺環境などの条件は良かったので、今はじっくりご検討いただいています。

中古戸建の場合には、まったく同じ条件のものはありません。

築年数や間取り、立地、リフォームの有無、陽当りなど、それぞれの物件によって、特徴や条件が変わってきます。

広告チラシ上では似たような条件のものであっても、実際に物件をご覧いただく中で、「これってどうなの?」という疑問が出てくるかと思います。

SelFinでの判定は、あくまでも平均的な条件をもとに採点していますので、実際の物件をご覧いただくことで、印象はまったく変わってくると思います。

もしポータルサイトなどで気になる物件がありましたら、エージェントまでお気軽にお問合せをいただければと思います。

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