不動産取引ガイド

ルーフバルコニーのメリット・デメリット

先日の取引で、戸建のルーフバルコニーについての話が出ました。

ルーフバルコニーにジャグジー風呂を設置することもできるそうです。

周辺建物との位置関係によるそうですが、そんな贅沢なこともできるのですね。

狭小地で3階建ての戸建て等の場合、敷地面積に余裕がないため、ルーフバルコニーなどを設置することで、庭代わりに利用することができます。

土地の狭さをアイデアで解決する、一つの方法ですね。

ルーフバルコニーは開放感がありますので、ガーデニングやバーベキューを楽しんだりされる方も多いようです。

一方、気になるのがそのメンテナンスです。

雨漏り防止のための防水加工や、日々のメンテナンスなど、やや手のかかる部分もあるようです。

コーキングの劣化による雨漏りや、落ち葉などのごみによる排水管の目詰まりなど、気にしなければならない点も多いようです。

また、もうひとつ気にしたいのが、階段の位置です。

北側斜線の影響で、通常ルーフバルコニーへの階段部分は、建物の南側に設けることになってしまいます。

北側隣地の陽当りを阻害しないようにするため、建物の北側には構造物の高さを出せないようになっているケースが多くなっているからです。

そのため、バルコニーへ出入りする階段は南側に設けることになるのですが、結果、その下の階の南側開口部が狭くなってしまう、ということもあるようです。

どんな方法にも一長一短がありますが、周辺環境や建物の構造、生活スタイルなどに合わせて、丁寧に物件選びをしていきましょう。

***************************************************

■不動産の資産価値を即座に判断

セルフインスペクションアプリ「SelFin」

https://self-in.com/ (ご利用は無料です)

 

■資産となる家を真剣に考えるセミナー

http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

***************************************************

建物インスペクションってよく聞くけど、どういう事をしているのかご存じですか?前のページ

不動産業界の新常態(ニューノーマル)を探る?!次のページ

ピックアップ記事

  1. 土地価格の相場を知る方法
  2. 住宅購入は不安でいっぱい
  3. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  4. 危険な場所は 地形図で見分ける
  5. 買ってはいけない物件を自分でチェック

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    どのような戸建て住宅で雨水の浸入が多いかご存知ですか?

    2019年8月20日に日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(略称:木耐協…

  2. 不動産取引ガイド

    敷地境界に(ブロック)塀がある場合の注意点(その②)

    土地の境界線上に塀が設置されているが、老朽化して修繕が必要となっている…

  3. 不動産取引ガイド

    老朽マンションの建て替えを促すための『敷地売却制度』とは?!

    国土交通省は老朽マンションの建て替えを促すため、敷地売却のルールを緩和…

  4. 不動産取引ガイド

    ドローンを活用しての建物インスペクション 測定基準を来年度にまとめる?!

    本日、2016年10月3日(月)の日本経済新聞の朝刊に、「ドローン性能…

  5. 不動産取引ガイド

    駅から遠い築古のマンションは購入してもよいのか?

    中古マンションを購入する際、築年数は気になるところです。築40年を超え…

  6. 不動産取引ガイド

    コールドドラフト現象とは

    コールドドラフト現象、聞いたことはありますか?聞いた事はなくても、…

  1. 不動産取引ガイド

    住みやすい家の特徴について
  2. 天災・事故等

    自然災害は予測できるのか!?西日本豪雨とハザードマップ
  3. マンション

    古いマンションは今後どうなっていく?
  4. 不動産取引ガイド

    中古物件購入時のリフォーム会社の選び方 3つのポイント
  5. 不動産取引ガイド

    新・中間省略登記とは?
PAGE TOP