不動産取引ガイド

住宅購入のためのツール

住宅購入を検討されている段階で間取りや物件詳細をご覧いただくと思います。
そして、最近ではグーグルストリートビューで現地の状況などがある程度見る事が出来るので、事前にチェックされていらっしゃる方も多いと思います。
今回は事前にご覧いただいた後に内見に行ったときのお話なのですが、物件は駅からはやや距離があり、旗竿地と呼ばれる奥まった土地の形状の物件でした。
事前にストリートビューで見ると、近隣の建物も老朽化しており、あまり期待はできない印象でした。

ところが現地に行ってみると印象は一変。
通路側隣地にあった老朽化した建物は取り壊され、綺麗な住宅が建築されていました。
また、以前は土地いっぱいに張り出していた建物が、きちんと容積率の範囲内で余裕をもった建築物になったため、開放感のある環境となっていました。

また、バルコニー側は、とても綺麗に手入れのされた隣地のお庭が広がっていました。
まるで日本庭園の「借景」という技法のように、隣地のお庭を自宅リビングから楽しめるという思いがけないメリットがありました。

素敵な隣地のお庭ですが、ここで気になるのが相続などによって隣地の所有者が変わってしまうことです。
広さのあるお宅でしたので、将来的には戸建分譲業者などに買われてしまい、細かく分譲されてしまうのでは、という不安をおっしゃっていました。

そこで、改めて隣地の所有者を調べてみると、公共団体が所有者となっており、お庭自体が市民に開放されているということがわかりました。
所有者が公共団体であれば、相続の心配もありませんし、個人が所有しているよりは安定的に管理されることが期待できますね。

近隣に綺麗な景色がある場合には、それが購入のポイントになるケースもありますが、その景色が維持される可能性があるのか、できる限りで調べてみることも必要ですね。

今回は良いパターンでしたが、逆のパターンもあるかと思います。
事前にストリートビューで確認した時は、隣地もある程度は綺麗な状態でしたが実際に行ってみると老朽化が進み、空き家となっていたのでお庭の手入れもされず残念な状態となってしまっている事もあります。

これはストリートビューの画像が古かったという事に気がつかなかったので仕方がないのですが、せっかく情報を事前に収取するのであれば、より現状に近いもので判断出来た方が余計な手間もかからず住宅購入を進められると思います。
せっかくのツールですので、より活用していただけたらと思います。

ご不明な点等ございましたら、エージェントまでお問い合わせください。

マイホームの購入で後悔したこと前のページ

ご自宅の処分について 相続手続きには様々な照会制度がある?!次のページ

ピックアップ記事

  1. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  2. 土地価格の相場を知る方法
  3. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  4. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  5. 立地適正化計画をご存知ですか?

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    タワーマンションの修繕費は高い!?

    東京都心部では、タワーマンションが飛ぶように売れているが、タワーマンシ…

  2. 不動産取引ガイド

    空き家対策待ったなし!

    日本の人口が減り続け、次第に顕在化する空き屋問題。日本の空き家って…

  3. 不動産取引ガイド

    進むのか、分譲マンションの耐震化に補助金?!

    埼玉県は分譲マンションの耐震化の計画策定に補助する制度を始めたようです…

  4. 不動産取引ガイド

    売る時に価格が下がりやすい物件とは?(駅から遠いマンション)

    不動産の資産価値は「立地」が全てと言われます。特にマンションの場合…

  5. 不動産取引ガイド

    物件探しの前に街選びを楽しみましょう

    多くの方にとって家を買うというのは人生で何度も発生するライフイベントで…

  6. 不動産取引ガイド

    金融庁が無料相談窓口開設

    熊本の地震で被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。&…

  1. 不動産取引ガイド

    登記所に備え付けられている地図は明治時代に作られ、不正確なものが多い?!
  2. 不動産取引ガイド

    住宅は一生の買い物でなく、家族構成に応じて買い替えるべし
  3. 不動産取引ガイド

    最長50年住宅ローンが注目されている!しかし総返済額増えるリスクも…!
  4. 不動産取引ガイド

    おとり広告が減っている!? インターネット広告の適正化に向けて
  5. 不動産取引ガイド

    住宅購入時に気になるインテリア。イメージスタイルマップをご存知ですか?!
PAGE TOP