不動産取引ガイド

住宅購入前に調査は必須です!敷地の確認していますか?

土地探し・土地選びを行うにあたっては、敷地自体の状況を的確に把握し、問題がないかどうかを確認しておく必要があります。

ここでいう敷地の状況は、権利関係、面積・地形・境界、接道条件、都市計画規制、供給処理施設の状況、既存建物の有無など、敷地に固有の条件の事です。
敷地調査チェックシートなどを用いて、敷地の確認を行うと良いでしょう。

権利関係については、所在のほか、所有権及び所有権以外の権利の有無と権利者名について確認する必要があります。この際、地目変更の必要性の有無や抵当権の設定内容には特に注意すべきです。また、所有権移転の時期や原因、隣地等周辺土地所有者についても調査する必要があります。

面積・地形・境界については、建てたい広さの住宅が建てられるかどうかはもちろんのこと、敷地の形状、道路との高低差、日照・通風、水はけ、周辺の敷地規模や隣地の状況などについても確認すべきです。
接道条件については、公道・私道の別や幅員・接道方向、接道長さ、舗装状況、建築基準法上の道路の種類、私道にかかる制限等を調査します。そのほか、全面道路の交通量についても確認すべきです。
都市計画規制については、法律による規制以外に、市町村などの行政指導による規制や負担条件を十分に把握する必要があります。
供給処理埋設の状況については、水道、ガス、電気、雨水・雑排水、汚水の状況について確認しなければばりません。
既存住宅がある場合には、その権利関係、建物の用途・構造・築年数、使用状況のほか、石綿使用調査結果の記録の有無、建物の耐震診断結果の診断の結果などについても調査する必要があります。

後から、「聞いていなかった」となってしまって、困るのはご自身です。
しっかりと把握して購入しましょう。リニュアル仲介、前田でした。

**************************************************

■不動産の資産価値を即座に判断

セルフインスペクションアプリ「SelFin」

https://self-in.com/(ご利用は無料です)

 

■資産となる家を真剣に考えるセミナー

http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

***************************************************

2017 年10月度の不動産相場前のページ

放置したら危険!バルコニーに水溜まりが出来る原因とは?!次のページ

ピックアップ記事

  1. 住宅購入は不安でいっぱい
  2. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  3. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  4. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  5. 住宅購入と 生涯の資金計画

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    海外赴任者 帰任に備えた日本の家探し 16 【ローン正式審査~決済編 5/6】

    「海外赴任者 帰任に備えた日本の家探し」シリーズ。今回は、「4.住所移…

  2. 不動産取引ガイド

    どんなインテリアスタイルをお探しですか!?

    インテリアスタイルの種類コーディネートには様々なスタイルがありすぎ…

  3. 不動産取引ガイド

    家探しは慎重に!「大正9年の調査開始以来、初めての減少(平成27年国勢調査)」

    2月下旬に「平成27年国勢調査」速報集計の集計結果が公表されました。日…

  4. 不動産取引ガイド

    不動産表示のルールが厳格になった事をご存知ですか?

    ■不動産表示が厳格になった事をご存知ですか?駅までの所要時間や職場…

  5. 不動産取引ガイド

    売る時に資産価値が下がりやすい物件とは(大規模すぎるマンション)

    最近は大規模ほど、資産価値が下がりにくいというデータや意見もありますが…

  6. 不動産取引ガイド

    車庫は容積率の対象面積になるのか?

    前回、住宅の地下室については、一定の条件を満たしていれば、容積率の不算…

  1. 不動産取引ガイド

    大地震発生時の火災被害と地震保険
  2. 欠陥・トラブル

    【当社をご利用頂きました お客様の声】
  3. 不動産取引ガイド

    物件選びのポイントは?靴箱の大きさも重要です!
  4. 不動産取引ガイド

    不動産購入前に知っておきたい『離婚』後の不動産について
  5. 不動産取引ガイド

    知らない間にリボ払いになっているなんてこと…実際にあるんです。
PAGE TOP