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自然災害への備えについてのポイント

1月は阪神・淡路大震災や能登半島地震がありました。
毎年のことですが防災を考える良い機会なので新しい情報がないか調べてみました。
気象庁のデータによると、日本全国でこの100年間に起きた「震度6弱以上の地震」は78回記録されています。
そのうち、2011年の東日本大震災以降に起きた震度6弱以上の地震はなんと35回だそうです。
8月中旬には南海トラフ臨時情報が発表され、自然災害への対策を考え直すべきこの機会との事で自然災害への備えについてのポイントがあるようなのでまとめてみました。

「防災対策について考える際、はじめに知っておきたいのが『被災経験のない⼈は想像で防災対策を考えがち』という点です。
被災経験のない⼈は、テレビや友⼈から聞きかじった情報から推測して防災グッズを⽤意されていることが多いですが、被災の現状は、平常時にイメージするような内容とは全く違い、防災を考える起点は想像と事実とのギャップを知ることが大切と言う事です。
被災の現場は待ったなしであるにも関わらず、今回実施した「防災に関する意識調査2024」の結果を⾒ると、そもそも自分に対しての危機感が少ないため、防災グッズの⽤意すらしていない⼈も多くいるようです。

⼀部の若年層においては、⾮常に楽観的に考えている傾向があるようですが災害は、起きてから対策しても間に合いませんのでやりすぎかなと思えるぐらい備えてみてもよいのではないかと思います

実際、電気、⽔道、ガスが⽌まった際の困りごと

1位 トイレの水が流せない
2位 お風呂に入れない
3位 洗濯や洗い物ができない

停電時に備えてよかったもの

1位 懐中電灯・ランタン
2位 電池・充電池
3位 飲料水
4位 トイレットペーパ・ティッシュペーパー
5位 ラジオ・ワンセグテレビ

との事でした。

実際に被災された⽅の⾔葉は何より役⽴つ知恵になります。
また、被災者からよく出てくる⾔葉は⼤きく分けて5つに分類されました。

1.⽤意していたものと実際に必要なものが違った
2.⽤意はしたものの全く量が⾜りなかった
3.使い⽅がわからず、結局使えなかった
4.使い勝⼿が悪かった・不便だった
5.使⽤感・使い⼼地が悪かった

これらの⾔葉が出てくる理由にモノを買っただけで使っていない、買って安⼼してしまいそれを使うという経験が全くないため、それをどういう順番で使うのか、生活⽤品であればどういう質感でどういう⾹りなのか、⾷料であればどういう味・⾷感なのか。
いざ使うとなった時に賞味期限が切れていたり、ウェットティッシュなどが乾燥して使い物にならなかったりしないよう、定期的に内容のチェックをしておく必要があります。

私にはとても耳が痛いお話です。買っただけで使っていないものもあります。
非常食のローリングストック法は少しずつですが実践経験はありますがラジオ・ワンセグテレビは持っていません。
情報は必要なことはわかっていますので早急にそろえなければと思いました。
住んでいる地域や家族間などで自分達に合った備えをしなければならないと思います。
まずは家族で話し合って必要なものや緊急連絡方法を決めて頂ければと思います。
リニュアル仲介、渡辺でした。

参考資料

気象庁:各種データ・資料

防災・災害に関する全国都道府県別 意識調査2024:PRTIMESより

 

 

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