不動産取引ガイド

中古住宅購入の経験者・予定者が「建物検査(インスペクション)」で重視した項目は?

中古住宅を購入する上で、皆さん不安に思うことは、建物の性能
「ちゃんと住み続けられのか」
「傷んでいる部分があるのではないか」
「耐震性は・・」

そうした不安への対策として、購入前に住宅の検査を行うインスペクション(建物検査)があります。
もう皆さんご存知でしょうか・・。

国土交通省『インスペクションに関する消費者アンケート調査結果』によると、住宅購入経験者・予定者が重視する検査項目は、耐震性、シロアリの食害、雨漏り、建物の傾斜、給排水管の漏れ・詰まり錆の発生が上位の回答となっています。

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つまり、生活の安全安心の確保や持続性に関する項目が上位回答でした。
ここまでは納得できるのですが、一方でこんなデーターが有ります。

購入予定者で建物検査利用すると思うと答えた人の割合63%に達し、建物検査に対する潜在的なニーズは高いと考えられます。

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しかし、購入経験者で現在は必要性を感じながら、購入時に検査を利用しなかった人の一番目の理由は「検査そのものを知らなかった」で71.5%に達している。

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※インスペクション実施の決め手は、不動産事業者の勧めがあるかないか?!

インスペクション(建物検査)を行わなかった消費者が「行わなかった理由」
「そういうことができると知らなかった」
「何かあったら不動産会社に言えば対応してくれるから調べなくても良いと思っていた」
「知っていたが案内されなかったので」
という消極的な判断が続いています・・。

つまり、購入後の生活にとって重要な情報について「調べられるのなら調べたい」とする消費者に対して、何らかの検査を行うか否かは、不動産事業者の勧めがあるかないかという、至って単純な理由が大きく左右していたのです。

これは驚きの事実ではありますが、不動産取引では、インスペクションを入れることによって契約まで長引くケースがあり不動産仲介業の営業マンがそもそも案内したくない、また営業マンがそもそもよくわからないといったこともあります。

リニュアル仲介では、中古住宅を購入する際には「建物インスペクション」を推奨しており、購入判断材料として建物の劣化具合やリフォームの必要性等を確認することを強くお勧めしております。

⇒弊社では、木造住宅に関しましては、
「建築士による事前建物検査(インスペクション)」を実施。最大2物件まで無料!
(※耐震診断は有料となります。)

木造住宅の事前インスペクション風景(動画) https://youtu.be/RWi3en8tQmg

ご利用いただいたお客様のご感想 https://youtu.be/2EW4JT2qdE4

その他、中古住宅購入に係る税金と減税制度、住宅ローン控除やフラット35Sなどのお得な「住宅取得支援制度」が利用できそうかどうか、「瑕疵保険」が付保できそうかどうか、どうすればそういった制度を利用できるようになるか等、中古住宅を安心してお得に購入できるようエージェントがきちんとアドバイスさせて頂いております。

住宅購入の際には、リニュアル仲介に気軽にご相談ください。
以上、リニュアル仲介本部 パイロット店 中田でした。

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