不動産取引ガイド

中古住宅購入の経験者・予定者が「建物検査(インスペクション)」で重視した項目は?

中古住宅を購入する上で、皆さん不安に思うことは、建物の性能
「ちゃんと住み続けられのか」
「傷んでいる部分があるのではないか」
「耐震性は・・」

そうした不安への対策として、購入前に住宅の検査を行うインスペクション(建物検査)があります。
もう皆さんご存知でしょうか・・。

国土交通省『インスペクションに関する消費者アンケート調査結果』によると、住宅購入経験者・予定者が重視する検査項目は、耐震性、シロアリの食害、雨漏り、建物の傾斜、給排水管の漏れ・詰まり錆の発生が上位の回答となっています。

2015121201

 

つまり、生活の安全安心の確保や持続性に関する項目が上位回答でした。
ここまでは納得できるのですが、一方でこんなデーターが有ります。

購入予定者で建物検査利用すると思うと答えた人の割合63%に達し、建物検査に対する潜在的なニーズは高いと考えられます。

2015121202

しかし、購入経験者で現在は必要性を感じながら、購入時に検査を利用しなかった人の一番目の理由は「検査そのものを知らなかった」で71.5%に達している。

2015121203

※インスペクション実施の決め手は、不動産事業者の勧めがあるかないか?!

インスペクション(建物検査)を行わなかった消費者が「行わなかった理由」
「そういうことができると知らなかった」
「何かあったら不動産会社に言えば対応してくれるから調べなくても良いと思っていた」
「知っていたが案内されなかったので」
という消極的な判断が続いています・・。

つまり、購入後の生活にとって重要な情報について「調べられるのなら調べたい」とする消費者に対して、何らかの検査を行うか否かは、不動産事業者の勧めがあるかないかという、至って単純な理由が大きく左右していたのです。

これは驚きの事実ではありますが、不動産取引では、インスペクションを入れることによって契約まで長引くケースがあり不動産仲介業の営業マンがそもそも案内したくない、また営業マンがそもそもよくわからないといったこともあります。

リニュアル仲介では、中古住宅を購入する際には「建物インスペクション」を推奨しており、購入判断材料として建物の劣化具合やリフォームの必要性等を確認することを強くお勧めしております。

⇒弊社では、木造住宅に関しましては、
「建築士による事前建物検査(インスペクション)」を実施。最大2物件まで無料!
(※耐震診断は有料となります。)

木造住宅の事前インスペクション風景(動画) https://youtu.be/RWi3en8tQmg

ご利用いただいたお客様のご感想 https://youtu.be/2EW4JT2qdE4

その他、中古住宅購入に係る税金と減税制度、住宅ローン控除やフラット35Sなどのお得な「住宅取得支援制度」が利用できそうかどうか、「瑕疵保険」が付保できそうかどうか、どうすればそういった制度を利用できるようになるか等、中古住宅を安心してお得に購入できるようエージェントがきちんとアドバイスさせて頂いております。

住宅購入の際には、リニュアル仲介に気軽にご相談ください。
以上、リニュアル仲介本部 パイロット店 中田でした。

新築マンションなのに、契約解除という事態がおこります。前のページ

フラットのお申込みはお早めに!次のページ

ピックアップ記事

  1. 立地適正化計画をご存知ですか?
  2. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  3. 土地価格の相場を知る方法
  4. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  5. 住宅購入は不安でいっぱい

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    本日は立春!

    立春とは二十四節気の一つで陰暦正月節で春の季節の始まりになります。…

  2. 不動産取引ガイド

    メリット大!安心・快適に住める「長期優良住宅」

    長期優良住宅の制度が始まり、早10年が経過しようとしています。…

  3. 不動産取引ガイド

    国策を自身の資産管理に役立てましょう。

    8月27日、平成28年度の国土交通省概算要求が公表されました。国が、現…

  4. 不動産取引ガイド

    震度6強で倒壊の危険(東京都)

    先日,震度6強で倒壊の危険のビル名を東京都が公表しました。危険性が…

  5. 不動産取引ガイド

    【動画】インスペクション直後の現場レポート

    先日とある戸建てを内見し、購入を具体的に検討していきたいといった段階で…

  6. 不動産取引ガイド

    宅建業法改正法案が閣議決定 インスペクションの普及前進?!

    政府はこのほど、宅地建物取引業法の一部改正法案を閣議決定しました。…

  1. 不動産取引ガイド

    炭素繊維を使った新素材「カボコーマ」があるのをご存知でしょうか?
  2. 不動産取引ガイド

    住宅購入時に実家の『相続問題』を考える?!
  3. 不動産取引ガイド

    間取りの失敗ランキング!
  4. 住宅の資産性

    平成30年地価が発表されました!
  5. リニュアル仲介通信

    資産価値が目減りしない住宅購入とは?
PAGE TOP