不動産取引ガイド

公示地価、8年ぶり上昇 大都市の商業地で伸びましたが・・・?!

国土交通省が3月22日発表した2016年1月1日時点の全国の公示地価は8年ぶりの上昇したようです。(リーマン・ショック後の地価下落が止まりました。)全国の公示地価の平均(全用途)で前年比0.1%上昇し、08年以来8年ぶりにプラスに転じました。緩やかな景気回復の下で訪日外国人客が急増し、大都市の商業地で店舗やホテルの需要が高まった事、日銀による金融緩和マネーも流入した結果がこのような状況だったようです。しかし地方圏の商業地や住宅地はほとんどが下落しており、今後は都心圏と地方圏との差が広がるような気がします。

http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo04_hh_000111.html (国土交通省HP)

○東京圏:東京都は訪日外国人客でにぎわい、地価上昇になっているエリアが多いが、埼玉県はほとんど変わらず、神奈川県の上昇幅が小さくなっている。

○大阪圏:大阪府・京都府が訪日外国人客の影響により、地価が上昇。

○名古屋圏:2027年に開業予定のリニア中央新幹線効果もあり、またオフィス需要や店舗需要が高まり、地価上昇につながったようです。

○地方圏:商業地・住宅地ともに3分の2近くの地点で下落しているようです。その中でも札幌市、仙台市、福岡市、広島市は上昇しており、また北陸新幹線効果で金沢市も上昇に転じたようです。

法人営業部 犬木 裕

———————————————–

「資産となる不動産を真剣に考えるセミナー」

・マーケットを知る
・資産性とは何か
・リスクを考える
・減税・補助金
・私達ができること

↓ 詳細はコチラ ↓
http://www.rchukai.jp/semi/

———————————————–

住宅ローンを組む際に加入する団体信用生命保険ですが、生命保険の収入保障保険にするとお安くなる場合があるのご存知ですか?前のページ

家探しは慎重に!「大正9年の調査開始以来、初めての減少(平成27年国勢調査)」次のページ

ピックアップ記事

  1. 住宅購入と 生涯の資金計画
  2. 土地価格の相場を知る方法
  3. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  4. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  5. 危険な場所は 地形図で見分ける

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    競売物件の魅力と落とし穴―リスクを避けるために知っておきたい重要なこと

    競売物件は安く購入できるチャンスと思われがちですが、実際には大きなリス…

  2. 不動産取引ガイド

    売買契約直後の台風被害

    昨年の台風は、もの凄い風でした。四谷の街路樹が折れてしまったと…

  3. 不動産取引ガイド

    売買契約をめぐる相続トラブル(不動産の売却で売主が決済前に亡くなってしまったら?)

    契約締結後に売主が亡くなられた売の不動産売買契約の取り扱いについて…

  4. 不動産取引ガイド

    公示地価の上昇地点(資産価値が下がり難いエリア)を把握しましょう!

    ■これから不動産購入をされる方は、公示地価の上昇地点を把握する!国…

  5. 不動産取引ガイド

    省エネ住宅基準の変化

    2025年4月、すべての新築住宅に「省エネ基準適合」が義務化になること…

  6. 不動産取引ガイド

    こんな時代だからこそきっちり把握しておきたい 資金計画の重要性

    超低金利政策が終了し金利のある時代へ突入しました。当初懸念されてい…

  1. 不動産取引ガイド

    マンションを長寿命化するための施策とは?
  2. お金・ローン・税金

    2022年6月 フラット35金利のご案内
  3. 不動産取引ガイド

    相続時のマンション評価の見直し!「路線価」or「時価」の最高裁判決結果!
  4. 不動産取引ガイド

    安い物には理由がある!戸建てで良くあるイレギュラー要素。
  5. 不動産取引ガイド

    土地もしくは建物が周辺物件に比べて安いなと感じた時…
PAGE TOP