かし保険

売主の瑕疵(かし)担保責任の範囲と「瑕疵保険」の対象範囲の差≪中古住宅の保証 その1≫

皆さん、「売主の瑕疵(かし)担保責任」というのをご存じでしょうか。

お住まい探しをなさっている方であれば、一度は耳にしたことのある言葉だと思います。住宅は高額の買い物です。しかし、土地・建物や設備に不具合があった場合には、何でも保証があると思ったら大間違いです。対象範囲や期間等、不具合箇所や内容によって差がありますので、きちんと理解する必要があります。今回は、売主の瑕疵担保責任と「瑕疵保険」の保険対象範囲の差について、少し掘り下げて見ましょう。

!cid_8312EAA8-1F74-41D6-B724-3A7812BE09A0

中古住宅の売買をするときには、契約条項の中に「売主の瑕疵担保責任」というのがあり、売買した不動産に関して、引渡し後3カ月以内(※1)に問題(瑕疵)が発見された場合には、売主の責任において修復等をしなければなりません。
※1売主、買主双方協議の上、決めることができますが、3カ月と定めるのが一般的です。

続いて、瑕疵保険について。瑕疵保険の対象範囲は、基本構造部分は「構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」で、構造耐力性能または防水性能における「隠れた瑕疵」が保険の対象です。

≪瑕疵保険詳細≫

http://www.jio-kensa.co.jp/insurance/kizon_jutaku/personal01.html

恐らく、多くの皆さんが「家の瑕疵に対する保険」と聞いた時に想像する範囲よりも、かなり限定的だと思います(でも活用する意味は大いにあります)。

では、売主の瑕疵担保責任と瑕疵保険の範囲の差について掘下げてみましょう。この二つの間には、重複する部分もありますが、しない部分もあります。
結論から申し上げると、「売主の瑕疵担保責任」の方が、範囲が広くなっており、建物部分については、「雨漏り」「シロアリの害」「構造上主要な部位の木部の腐食」「給排水管」に関して、引渡し後上記期間内に問題(瑕疵)が発見された場合には、売主の責任において修復等をしなければなりません。例えば、シロアリは、瑕疵保険では免責事項ですが、売主の瑕疵担保責任があります。

また、土地の問題については、瑕疵保険は対象範囲外となっておりますが、売主の瑕疵担保責任の範囲に含まれており、もし上記期間内に問題が発見され、買主がその不動産を取得した目的が達せられない時には、契約解除されてしまうことも有り得ます。ちなみに下記写真は、買主が地盤の工事を始めたところ、地中に“ガラ”があることが分かり、売主の瑕疵担保責任により、売主の費用負担でガラの撤去を行なった事例です。

11

瑕疵保険は期間が5年(※2)と長いことや、保険付保による住宅ローン控除など各種税制の特例適用(※3)の恩恵等もありますので、積極的に活用することをお勧め致します。

※2期間が短い商品もあります。
※3詳しくは「【超重要ポイント まとめ】中古住宅と住宅ローン控除と“かし保険付保証明書”」をご覧下さい。
( http://smile.re-age nt.info/blog/?p=2338  )

以上、リニュアル仲介本部パイロット店 エージェント石川でした。

———————————————–

「資産となる不動産を真剣に考えるセミナー」

・マーケットを知る
・資産性とは何か
・リスクを考える
・減税・補助金
・私達ができること

↓ 詳細はコチラ ↓
http://www.rchukai.jp/semi/

———————————————–

そろそろ「持ち家」VS「賃貸」といった不毛な論議はやめませんか?前のページ

東京23区のアパートは空き家だらけ次のページ

ピックアップ記事

  1. 土地価格の相場を知る方法
  2. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  3. 危険な場所は 地形図で見分ける
  4. 立地適正化計画をご存知ですか?
  5. 住宅購入と 生涯の資金計画

関連記事

  1. マンション

    何だか臭う...築浅マンション。臭いの正体は!?

    何だか臭うなぁ…築浅のマンションなのに…空き家で売主の…

  2. 不動産取引ガイド

    賃借権と地上権の違い

    お住まいの重要事項説明を受ける際に注意すべきチェックポイント解説、今回…

  3. 不動産取引ガイド

    暖炉と薪ストーブとの違い

    暖炉とは暖炉はレンガや石材などの資材を使って、建物と一体に作られた…

  4. 不動産取引ガイド

    不動産会社に売却相談はしにくい?!皆様の大切な不動産を『売却エージェント or WEB』で評価します…

    実はこっそり、リニュアル仲介の売却エージェントが不動産売却のご相談を受…

  5. 不動産取引ガイド

    「ステルス値上げ」の影響で不動産選びは小さな間取り?!

    日本の住宅が再び狭くなっているようです。国の最新調査(2023年)では…

  6. 不動産取引ガイド

    「損をしない家の買い方」や「買ってはいけない不動産」について今月も本部セミナーを開催します!!

    資産価値が目減りしない住宅を購入する事、それが今後の不動産購入には必要…

  1. 不動産取引ガイド

    リフォーム・リノベーション・リファイニング工事とは?
  2. 不動産取引ガイド

    登記の住所変更をお忘れなく
  3. 不動産取引ガイド

    抵当権と根抵当権の違い
  4. お金・ローン・税金

    安い物件買ったら贈与税!?気を付けておきたい中古住宅取得と贈与税の関係≪1/2≫…
  5. 不動産取引ガイド

    未来を変えるサステナブル住宅
PAGE TOP