不動産取引ガイド

狭い土地には建物を建てられない!?~敷地面積の最低限度について~

物件の販売チラシの隅っこに「敷地面積の最低限度100㎡」といった記載がある場合があります。
100㎡ない土地には、新たに建物が建てられないということでしょうか。

敷地面積の最低限度とは、各市区町村が都市計画の中で定めています。
原則、この最低限度を下回る敷地については建物を建築することができません。
狭い土地に建物がひしめき合うような開発を防止するためです。

この規定には例外が設けられており、この最低限度の基準が設定されるより以前から建築されていた適法な建物や、当時と同じ条件で敷地を利用する新築建物については、敷地面積の制限の対象外となります。

土地を分割して小さくすることはできませんが、今建っている建物をそのまま利用する場合や同規模の建物を建築することは可能です。

敷地面積の最低限度は、災害時の救助活動をスムーズに行うことや、火災時の延焼等を避け、安全な街づくりを目指すための制度でもあります。

空間に余裕のある、住みやすい街選びの指針になるかもしれません。

———————————————–

「資産となる家を真剣に考えるセミナー」

・マーケットを知る
・資産性とは何か
・リスクを考える
・減税・補助金
・私達ができること

↓ 詳細はコチラ ↓
http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

———————————————–

地価には標高が影響する!?「国分寺駅」サンプルに検証。前のページ

国立西洋美術館 世界文化遺産に決定!次のページ

ピックアップ記事

  1. 立地適正化計画をご存知ですか?
  2. 土地価格の相場を知る方法
  3. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  4. 住宅購入は不安でいっぱい
  5. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    その土地買って大丈夫ですか?

    2018年は災害が多い年でした。住宅購入には、災害が発生した場…

  2. お金・ローン・税金

    今後の不動産市況はどのようになっていくのか

    2023年の不動産市況も日々価格が上がっており、これからの展望が気にな…

  3. 不動産取引ガイド

    備えあれば憂いなし!先日の地震は危険信号?

    先日の5月30日に小笠原諸島西方沖を震源とした地震が発生しました。その…

  4. 不動産取引ガイド

    燃えない街づくり

    「木密(もくみつ)地域」という言葉をご存じでしょうか。正式には…

  5. 不動産取引ガイド

    小規模宅地等の特例制度をご存知ですか?!(二世帯住宅は節税につながる)

    突然ではありますが、表題の小規模宅地等の特例制度をご存知でしょうか?…

  6. 不動産取引ガイド

    公簿売買と実測売買の違い

    土地の売買における売買対象面積は、売買代金を決定する上で、重要な意味を…

  1. 不動産取引ガイド

    中古住宅購入時のリフォーム費用は住宅ローンに一本化する?!
  2. お金・ローン・税金

    住宅ローンの保証料とは?ローンの仕組み
  3. 不動産取引ガイド

    家づくりもSDGs!(室間温度差のない家)
  4. 不動産取引ガイド

    フェンスが倒れたら!?
  5. 不動産取引ガイド

    【地盤改良工事】工法別の費用とメリット・デメリット
PAGE TOP