かし保険

『中古住宅 瑕疵(かし)保険』売主側のメリットは?≪中古住宅の保証 その③≫

「瑕疵保険は、売主が賠償補償費用負担を回避すべく、売主が掛ける」といったように、売主側にとってもメリットがあるはずですが、現在ではまだまだ瑕疵保険の普及が進んでいないこともあって、売主側が費用負担をして付保するということは殆どありません。

あるとすれば、売主が宅建業者で、仕入れた中古物件をリフォームして再販売する時に、付加価値として保険をつけているということがチラホラある程度です。

以前に、「売主の瑕疵(かし)担保責任の範囲と「瑕疵保険」の対象範囲の差≪中古住宅の保証 その①≫★リンク★」で書いたように、売主の瑕疵担保責任の期間は3カ月というのが一般的で、瑕疵保険は5年間ですから、4年9ヵ月分は余分な状態になってしまうというのも、売主側(個人の)で普及していないひとつの理由になっているかもしれません。

ちなみに、売主の瑕疵担保責任というのは、「契約時までに売主・買主ともに知らなかった隠れたる瑕疵」に対して責任があります。例えば、内見の時に雨漏りを発見し、その後、商談の上売買契約締結となったとすれば、その雨漏りについては、「隠れたる瑕疵」ではないので、瑕疵担保責任はありません。

契約後、「建物調査を行ない、給水管に漏水があることが分かった」という場合には、隠れたる瑕疵ですので、瑕疵担保責任がありますから、売主が修復をする義務があります。不動産を売りに出す際に、専門機関による検査(例えば、瑕疵保険検査)を受けておけば、売主にとっては「隠れたる瑕疵」が無くなる方向ですから、本来はメリットがあるはずです。

ただ、現時点では、売主も、さらにはこの手のことに知識のない不動産業者も「何かあらさがしをされるのでは」とか、「問題が見つかったら高く売れなく成ってしまうのでは」と考えてしまい、あまり活用されていないというのが実情です。

国策として、来年度以降に建物検査(インスペクション)の法制化の動きが始まることが決定していますので、今後は利用されるケースが増えてくると思います。
≪瑕疵保険詳細≫

http://www.jio-kensa.co.jp/insurance/kizon_jutaku/personal01.html

以上、リニュアル仲介本部パイロット店 エージェント石川でした。

———————————————–

「資産となる家を真剣に考えるセミナー」

・マーケットを知る
・資産性とは何か
・リスクを考える
・減税・補助金
・私達ができること

↓ 詳細はコチラ ↓
http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

———————————————–

自由にリフォームができない!?~住民協定、建築協定~前のページ

購入前に「収益性(賃料)」をチェック!?次のページ

ピックアップ記事

  1. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  2. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  3. 土地価格の相場を知る方法
  4. 住宅購入と 生涯の資金計画
  5. 立地適正化計画をご存知ですか?

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    中古戸建てのインスペクションは改修工事を前提に

    改正宅建業法の施行から半年。中古取引におけるインスペクションも徐々…

  2. 不動産取引ガイド

    家を建てる費用を見極める:意外と知らない経費の全貌

    不動産を購入し家を建てる過程では、土地の購入が最初のステップとなります…

  3. お金・ローン・税金

    住宅ローンの事前審査は何故大切なのか?

    住宅購入検討者にとって、ローンの事前審査は、住宅購入をしていく上で、か…

  4. お金・ローン・税金

    中古住宅のローン控除利用。物件選びの内見時から注意を向けましょう。≪マンション編≫

    築25年(非耐火構造の場合は20年)を超えても、既存住宅瑕疵(かし)保…

  5. 不動産取引ガイド

    “見えない川”に注意!暗渠(あんきょ)の見つけ方≪後編≫

    前回に引き続き「暗渠(あんきょ)」に焦点をあてて、どのようにそれを発見…

  6. 不動産取引ガイド

    ライフプランに合ったキッチンプラン

    主婦として使いやすいキッチンには憧れがあります。料理が作りやすい動…

  1. 不動産取引ガイド

    中古マンション購入時の固定資産税・管理費等精算ガイド
  2. お金・ローン・税金

    2025年1月 フラット35金利のご案内
  3. 不動産取引ガイド

    火災保険の審査厳格化 築50年超の戸建ては注意が必要?!
  4. お金・ローン・税金

    住宅ローン控除を理解しておきましょう。
  5. 不動産取引ガイド

    「今の家賃で家が買える」に要注意
PAGE TOP