不動産取引ガイド

新築建物は誰のものか?建築請負契約と施主の関係

今回は、新築建物の建築を建設会社にお願いした場合、いつから依頼者のものになるのか、というお話です。

ポイントは、建築中の建物は誰のものなのか、という点です。

一般的に請負契約には、引渡し日が定められています。

いつまでに請負人は建築を完成させ、注文者に引き渡すか、という規定です。

引渡日から注文者の所有になることは間違いありませんが、それでは建築中の建物は誰のものなのでしょうか。

裁判例では、材料を誰が提供しているかで判断する、となっています。

材料を注文者が提供していれば注文者の所有物という判断になり、請負会社が材料を提供していれば請負会社の所有物という判断になります。

ただ、これは契約に決まりがない場合の原則ですので、契約書の特約で所有者が明示されていれば違った話になってきます。

こういった問題が起こるのは、建築中に請負会社がつぶれてしまった、又は建築中に注文者が亡くなってしまった、などの場合です。

あまりよくあるケースではありませんが、建物の建築を依頼される場合には、こういった話があることにご注意ください。

地震保険の割引制度前のページ

2019 年3月度の不動産相場次のページ

ピックアップ記事

  1. 危険な場所は 地形図で見分ける
  2. 土地価格の相場を知る方法
  3. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  4. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  5. 住宅購入と 生涯の資金計画

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    マイホームを売却して損失が出た場合の特例について

    【特定居住用財産の譲渡損失の損益通算及び繰越控除の特例】マイホーム…

  2. 不動産取引ガイド

    1000万円台・2000万円台・3000万円台・4000万円台の家ってどんな家

    みなさんはどんな家を建てているの?広さと建築費の平均は?と気になりませ…

  3. 不動産取引ガイド

    マイナス金利効果?!で住宅購入者が増えています。購入後の引越し業者の選定方法をご存知ですか?!

    毎年3月は引越し依頼がもっとも多い月となり、費用も大幅に上がります。そ…

  4. お金・ローン・税金

    注文住宅の資金繰りはマンションや建売と異なる

    家が完成してから購入するマンションや建売と、何もない状態から契約を行う…

  5. お金・ローン・税金

    相続税の計算方法ってご存知ですか?

    相続税の計算手順は、【相続税=課税価格×税率-速算控除額】となります。…

  6. 不動産取引ガイド

    お隣さんと住所が一緒、を解決する方法

    もともと1宅地だった土地をいくつかに分譲して建築された建物の場合、それ…

  1. 不動産取引ガイド

    2021年住みやすい街ランキング
  2. 不動産取引ガイド

    気になるマンションの偏差値を調べてみませんか?!地域で何位のマンションなんでしょ…
  3. 不動産取引ガイド

    もう少しリアルに人口減少問題を考えてみる
  4. リニュアル仲介通信

    建物状況調査(インスペクション)とは?
  5. 不動産取引ガイド

    マンション修繕積立金 3割超が資金不足であることをご存知ですか?
PAGE TOP