欠陥・トラブル

相続した不動産の上手な売り方

親から相続した不動産ですが、すでに持家があったり、遠方だったりという理由で売却するという選択肢を選ぶケースもあります。
その場合、どうやったら売却がスムーズに進むのでしょうか。

ひとつは、相続人全員で相続して全員で売却する、という方法です。

全員の意見が確実に反映される反面、手続きが煩雑で時間がかかるというデメリットもあります。

契約書に全員で署名・捺印をしなければなりませんし、そもそも契約・決済の場に全員出席が基本です。
遠隔地に居住している場合など、日程調整や場所の確保にも手間がかかってしまいます。

もうひとつの方法が遺産分割協議をうまく利用する方法です。

遺産分割協議の中で、相続した不動産については一旦、相続人のうち誰か一人の名義にすることを決定します。
併せて、すぐにその不動産を売却して売却代金を分割する旨も協議書にきっちり記載しておくのです。

こうすることで、売主として売却活動や契約をする人を一人に絞ることができます。

不動産の取引は、契約書の作成や、本人確認、必要書類の準備など、必要な手続きが色々と出てきます。
ご売却のご事情や、相続人間の関係など、それぞれ状況に合った方法で手続きを進めたいものですね。

———————————————–

「資産となる家を真剣に考えるセミナー」

・マーケットを知る
・資産性とは何か
・リスクを考える
・減税・補助金
・私達ができること

↓ 詳細はコチラ ↓
http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

———————————————–

火災保険を検討する際には金額だけではなく、提供サービスにも目を向けましょう。前のページ

日本家屋に適した木材次のページ

ピックアップ記事

  1. 住宅購入は不安でいっぱい
  2. 危険な場所は 地形図で見分ける
  3. 土地価格の相場を知る方法
  4. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  5. 買ってはいけない物件を自分でチェック

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    耐震基準がいくつもある!~耐震等級~

    先日に引き続き、耐震基準に関するややこしい話です。今回は耐震等級で…

  2. 契約関係

    “旗竿地物件”の見るべきポイント!

    戸建ての物件を探していると、必ず旗竿形状の敷地のものに出会います。この…

  3. 不動産取引ガイド

    海外赴任者 帰任に備えた日本の家探し 7 【事前準備~売買契約締結 編 5/9】

    前回に引き続き「STEP 4 『商談開始(=買付申込)から売買契約締結…

  4. 不動産取引ガイド

    敷地のセットバックとは?(基礎編)

    建築物の敷地は、原則として建築基準法に定める幅員4m以上の道路に間口が…

  5. お金・ローン・税金

    親からの贈与などなど。贈与税はいくらからかかるかご存知ですか?

    個人から現金や不動産などの財産をもらった人には、贈与税が課せられます。…

  6. 不動産取引ガイド

    築地火災の原因は伝導過熱,一般家庭でも起こり得ます!?

    現在、ニュースで騒がれている築地火災は、火元がラーメン店の厨房(ちゅう…

  1. 不動産取引ガイド

    売る時に価格が下がりやすい物件とは?(老朽化木造住宅密集地域に建つマンション)
  2. 不動産取引ガイド

    年末年始は耐震をテーマに実家のこれからの話をしましょう
  3. 不動産取引ガイド

    リフォーム予算の考え方
  4. 不動産取引ガイド

    住宅ローンを変動金利で組まれる方の落とし穴?!<『125%ルール』編>
  5. 不動産取引ガイド

    あてにならない土地の広さ
PAGE TOP