不動産取引ガイド

固定資産税がかからない土地!?

不動産に関係する土地に「固定資産税」という税金があります。
不動産を所有している方に毎年かかる税金です。
その税額の根拠となる価格が「固定資産評価額」です。

この「固定資産税」は毎年1月1日に不動産を所有している方に対して1年分が課税されます。
1年の途中で所有者が変わっても、課税される方は自動的には変更されません。
そのまま売主に1年分が課税されてしまいます。
そのため、不動産取引の際には、固定資産税の清算を行い、売主と買主で按分することになります。

ところが、固定資産税が「非課税」となっている土地があります。
それは、1月1日の時点で国や都道府県、市区町村が所有している土地です。

例えば、以前の所有者が相続税の支払いに代えて「物納」した土地や、「収用」にあった土地等は、財務省や市区町村所有の土地になっていたります。
これらの土地については、固定資産税が課税されていないため、固定資産評価額も算定されていません。

取引の際にも清算が発生しないので、ややお得ですね。
ただし、購入した翌年には、新たに固定資産評価額が算定され、しっかり固定資産税が課税されることになります。

購入時の諸費用がやや割安になりますが、購入後のランニングコストが見えない心配はありますね。
その場合には、近隣の土地や路線価を基準に固定資産税の概算を算出することも可能です。
不動産取引についてのご不安は、リニュアル仲介へご相談ください。
———————————————–

「資産となる家を真剣に考えるセミナー」

・マーケットを知る
・資産性とは何か
・リスクを考える
・減税・補助金
・私達ができること

↓ 詳細はコチラ ↓
http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

———————————————–

9月1日は防災の日。豪雨や地震に対する公的補償について前のページ

インテリアカラーはどうやって決める?次のページ

ピックアップ記事

  1. 土地価格の相場を知る方法
  2. 立地適正化計画をご存知ですか?
  3. 住宅購入と 生涯の資金計画
  4. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  5. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    戸建てに似ているけど違う「テラスハウス」とは?

    戸建ての物件を探していたら、周辺価格と比較してもかなり安い。でも、…

  2. 不動産取引ガイド

    海外赴任者 帰任に備えた日本の家探し 7 【事前準備~売買契約締結 編 5/9】

    前回に引き続き「STEP 4 『商談開始(=買付申込)から売買契約締結…

  3. 不動産取引ガイド

    公示地価、8年ぶり上昇 大都市の商業地で伸びましたが・・・?!

    国土交通省が3月22日発表した2016年1月1日時点の全国の公示地価は…

  4. 不動産取引ガイド

    不動産購入の際に知っておきたい、「スマートシュリンク」という考え方?!

    皆様、ご存知の通り、日本のほとんどの地域で人口減少が進んでいくのは避け…

  5. 不動産取引ガイド

    大地震と住宅購入

    8月8日に「南海トラフ地震臨時情報」が発表され地震災害のリスクをいつも…

  1. 不動産取引ガイド

    想像力を膨らました内見をしませんか?
  2. 不動産取引ガイド

    年末年始も不動産取引ができる!?
  3. 不動産取引ガイド

    6月からスタートした「定額減税」 不動産との関係について
  4. お金・ローン・税金

    旧耐震マンション 住宅ローン控除と耐震基準適合証明書≪3/3≫
  5. かし保険

    築浅物件ならではの注意点≪中古住宅の保証 その④≫
PAGE TOP