長期優良住宅の制度が始まり、早10年が経過しようとしています。
国土交通省では、これまでの運用実績に対する評価や課題を整理し、制度のさらなる普及促進を図るための取り組みの方向性を検討するため「長期優良住宅制度のあり方に関する検討会」が開催されました。
長期優良住宅とは、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づき、長期にわたり住み続けられるための措置が講じられた優良な住宅を言います。
従来の「つくっては壊す」スクラップ&ビルド型の社会から、「いいものを作って、きちんと手入れをして長く大切に使う」ストック活用型の社会への転換を目的として、制度設計がされました。
簡単にまとめると、「地震に強く」、「省エネ」で「バリアフリー」、「メンテナンスが簡単」というような住宅です。
<長期優良住宅をご存じですか>
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長期優良住宅として認められるための条件は色々ありますが、「安心・快適に住める家」というお墨付きが与えられているということになります。
この長期優良住宅として認定された住宅を購入する場合、様々な税金面での優遇がはかられています。
例えば、毎年の固定資産税も新築から数年間割引されたり、購入時の登記費用の減額、住宅ローンの金利も下がり、住宅ローン減税の枠も拡大される、といったメリットがあります。
また、何かの事情により売却する必要が出てきてしまった場合にも、認定付きの住宅になるので、買主を見つけ易くなることが期待されます。
販売チラシに「長期優良住宅」である旨の記載がされていた場合には、積極的にご検討されてはいかがでしょうか。