不動産取引ガイド

いよいよ鉄道が廃線になる時代に突入!

広島県三次市と島根県江津市を結ぶJR三江線(108.1キロ)について、JR西日本は1日、9月末までに全線廃止を国土交通省に届け出ると表明した。
三江線は1975年に全線開通。国交省によると、JR発足後、100キロを超える鉄道の全線廃止は本州で初めてだそうです。
いよいよ鉄道が廃線になる時代に突入しました。

JR西日本は「地域のニーズに合致しておらず、利用者の減少に歯止めがかかっていない」などと説明し、代替の交通手段が確保され次第廃止する意向を示しました。代替交通にはバスを想定し、JR西として初期投資の全額と一定期間の運営費を負担する考えだそうです。

沿線6市町でつくる「三江線改良利用促進期成同盟会」の景山良材会長(島根県美郷町長)は「残念だが、受け止めざるを得ない」「第三セクター方式などによる鉄路存続は自治体の財政的負担が重く、バスへの移行が現実的だ」と説明されたようです。

人口減少に起因する問題には出口がありません。ひたすら縮小均衡の路線を探るしかないのです。利用者が減れば当然鉄道も維持できません。代替交通とされるバスがどれくらい維持できるのかも不透明です。

住宅購入と人口動向は切っても切れない関係にあります。人がいなくなる街を選択してしまうと、バスがなくなり、鉄道すら危うくなります。自治体は道路やトンネルなどのインフラを維持することすらままならなくなります。

利便性の低下が人口減少に拍車をかけ、行き着く先は街の破たんです。当然ながら人がいない街にある家の資産価値は一般に評価してもらえないでしょう。
※不動産はいらなくなったからといって捨てることができないので、誰も住まないのに維持費や税金だけ発生する「負動産化」してしまうのです。

人口減と急激な高齢化はここ5年~10年で様々な問題を顕在化します。多くは資金不足から「捨てる街」選びが着実に進行します。
住み慣れた街だから、生まれ育った街だからといった個人的な感覚で街選びをしてしまうと、大変な状況に追い込まれるかもしれません。

家探しで一番重要なのは立地です。将来に渡って人が集まる立地なのか?是非とも冷静にご判断いただきたいと思います。
リニュアル仲介の稲瀬でした。

中古物件の“法令違反あるある”(戸建住宅)前のページ

地震保険の必要性は?次のページ

ピックアップ記事

  1. 住宅購入と 生涯の資金計画
  2. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  3. 立地適正化計画をご存知ですか?
  4. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  5. 危険な場所は 地形図で見分ける

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    スーパーランキング!

    生活環境が良い事も住宅選びの条件だと思います。特に、スーパーが近い…

  2. 不動産取引ガイド

    災害時の家庭備蓄

    皆さんはご自宅に備蓄などされてますか?大きな地震、台風や豪雨などの…

  3. リノベーション

    建物インスペクションで家屋の弱点が浮き彫りに!

    雰囲気は抜群の好物件!でも耐震性に大きな問題が…戸建てを検討し…

  4. 不動産取引ガイド

    土地の系譜を辿る

    個人には戸籍があり、その祖先を辿ることができますが、土地についても同じ…

  5. 不動産取引ガイド

    雷が家におちたらどうなるの?

    最近ゲリラ豪雨や突風、雷などの被害がニュースでよく見かけます。…

  6. 不動産取引ガイド

    室温と血圧の関係?!

    近年は高断熱・高気密の住宅が増えています。国土交通省では、断熱性の高い…

  1. 不動産取引ガイド

    誰でもわかる!木造住宅の耐震診断 ~配置バランス~
  2. お金・ローン・税金

    住宅ローン完済年齢上昇 「高齢化」になった3つの要因
  3. 不動産取引ガイド

    防犯対策は万全ですか?
  4. お金・ローン・税金

    住宅ローンを借りる際、借入可能金額を増やす方法があります。
  5. リニュアル仲介通信

    平成27年2月「貯金になる家」「消費する家」
PAGE TOP