よく目にするけど詳しくは知らない、今回はそんな身近なお話です。
マンションやビルのエントランスなどに「定礎」と書かれたプレートがあることをご存じでしょうか。
見たことはあるけどあまり気にしていなかった、という方も多いのではないでしょうか。
定礎の起源はヨーロッパという説もありますが、「定礎石(テイソセキ)」という、建物の基礎を定める石を置き、「定礎式」という建物を建築する儀式を行ったとのことです。
そして、この定礎というプレートの奥には「定礎箱」と呼ばれる箱が埋められています。
定礎箱には、建築に関わった方の名簿や、当時の新聞や硬貨などが一緒に納められていることが多いようです。
この定礎箱は、建物を解体するまで開けることができませんので、マンションですと何十年後まで閉じられたままとなります。
まるでタイムカプセルのようですね。
お部屋探しで物件を見に行く際には、エントランスの「定礎」のプレートも気にしてみてはいかがでしょうか。
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