リノベーション

リフォーム済み物件でも 過信は禁物

劣化改修・耐震改修・断熱改修…
性能向上リフォームで築47年の物件が安心・快適住宅に

もともとは他県から単身赴任より、福岡の地に来ましたが、福岡の住みやすさを気に入り、永住するご決断をされたIさん。そんなIさんが購入したのは築47年の不動産会社が売主となるリフォーム済み物件でした。住宅購入に際しては最初から新築住宅より、少し古い感じの中古住宅に興味を持たれていたようです。今回の物件はかなり築年数の経った物件でしたが、売主事業者により室内側はリフォームも行われ、見た目が綺麗であったため、今回の物件に決めることにしました。
安心して住宅購入を行うために、加盟店の提案により、リニュアル仲介サービスを利用することにしました。さっそく建築士による建物インスペクション(耐震診断含む)を実施してみると、リフォームされて一見綺麗に見える状態だったのですが、耐震診断の結果は0.63と基準を満たさず、更に断熱性能もかなり低い状態であることが分かりました。
すでに外壁塗装済だったのですが、古い感じが残っていることが気になっていたので、思い切って外壁カバー工法(外断熱)を実施することになりました。また、屋根や床・壁の断熱改修と全ての窓を断熱性の高いものへ交換するなど、断熱性能向上を重視したリフォームを実施しました。
幸い、3か所の改修工事で耐震基準を満たすことができ、耐震基準適合証明書発行により住宅ローン減税も適用できました。さらにリフォーム瑕疵保険(ワイド)を付保し5年間最大1000万円の保証が付くほか、国交省の長期優良住宅化リフォーム推進事業の補助金(100万円)も活用することができました。各種補助制度の活用で200万円以上もお得になりました。
物件の良い点、悪い点を適確にアドバイスいただくことで、満足度の高いマイホームを手に入れることができました、と大満足のIさんでした。

公開データを使って探る価格交渉の 現実的な落しどころ前のページ

今日から4月が始まります。次のページ

ピックアップ記事

  1. 住宅購入と 生涯の資金計画
  2. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  3. 住宅購入は不安でいっぱい
  4. 立地適正化計画をご存知ですか?
  5. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?

関連記事

  1. マンション

    「資産価値重視」の住宅購入

    何を基準に住宅購入をするのか半年間も迷走。リニュアル仲介のセミナー…

  2. リノベーション

    2回の建物インスペクションでようやく辿り着いた安心の我が家

    新築分譲時1億超えの物件をお得に購入!構造・劣化の問題を解決し安心…

  3. デザイン

    「気にいらないところがどこにもない」限られたリフォーム予算の中で希望の住環境を実現

    資産価値重視の物件探し。でもせっかく中古を選ぶんだからリフォームを楽し…

  4. マンション

    “通勤”徒歩10分最寄りは都内屈指の超主要駅

    家探しにおいて、個人的なライフイベントは度外視 物件の良し悪しは「…

  5. デザイン

    活かせるものは再利用。味のある雰囲気で居心地の良い仕上がりになりました。

    選んだ物件は築40年超でボロボロの状態でしたが、建築士による性能向…

  6. リノベーション

    建物インスペクションで 中古住宅の不安を払拭

    0.5ミリ以上のクラック(ひび割れ)には要注意!購入前の外周チェッ…

  1. 不動産取引ガイド

    戸建てリノベに関する情報満載のオウンドメディア
  2. 不動産取引ガイド

    家建てロボット登場。4~6週間の工程が2日に短縮!
  3. 不動産取引ガイド

    これからの時代は、家を2軒持つことが当たり前になる!?
  4. お金

    知らないと損をする3000万円控除とは!?
  5. 不動産取引ガイド

    第一種低層住居専用地域に病院・店舗を作れる時代へ 規制緩和により、高齢者に配慮し…
PAGE TOP