家族が住む家は安全でなければならない、必要最低限のリフォームで高い性能を確保
中古住宅を検討するにあたって耐震性に不安を感じていたSさん。耐震診断に関する相談をきっかけにリニュアル仲介へお問い合わせいただき、物件探しも含めお手伝いさせていただくこととなりました。
Sさんが購入したのは駅から徒歩1分という好立地物件。築15年超ながらも売主様がきれいに使用されていましたので、住宅設備は細かな補修はあるものの、ほぼリフォームせずにそのままご利用いただくことができました。
また、建物の構造性能を非常に気にかけていたSさん。通常は耐震診断は非破壊目視で実施するのですが、せっかくだからと、リビングの壁を一部開口して構造材の確認も実施しました。
この物件の問題点は建物外周部にありました。リビングにトップライト(天窓)があるのですが、過去にその天窓から漏水が発生し、補修した履歴がありました。また、屋根も築年相応の状態です。そのままでも住むことができないわけではないのですが、水の侵入を防ぐことが建物を長持ちさせる重要なポイントになることから、屋根・外壁の塗装工事を実施することになりました。
予算の関係で設備を重視し、外周部に手を入れないケースが多いのですが、Sさんのように予防保全対策を講じることで、家が長持ちするので、住宅の資産価値の目減りを防ぐ対策にもつながるのです。