不動産取引ガイド

あなたのまちは、どれくらい危険ですか?

東京都は、平成30(2018)年2月15日、「地震に関する地域危険度測定調査(第8回)」を公表しました。都内の市街化区域の5,177町丁目について、各地域における地震に関する危険性を、「建物倒壊危険度(建物倒壊の危険性)」、「火災危険度(火災の発生による延焼の危険性)」に加えて、前回から測定を始めた「災害時活動困難度(前記2指標に災害時活動困難度を加味して総合化したもの)」を加味し、総合危険度について測定されています。

◆東京都都市整備局「地震に関する地域危険度測定調査(第8回)」

http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/bosai/chousa_6/home.htm

これに加えて、皆様に個人的に意識していただきたいことがございます。それは、あなたが住む家の耐震性です。火災の延焼、活動困難度など、大地震があった“後の”リスクも重要な要素ですが、地震が起きたときに、あなたが住む家が倒壊してしまっては、“後の”ことなど考える必要もなくなってしまうのです。まずは、地震時の命の安全を確保すること、その後に、避難時の安全性を確保する、という優先順位で考える必要があると思います。

もちろん、資産価値の観点で考えても、災害によって所有する不動産の価値がなくなってしまうということもあります。皆様の住んでいる地域や、これから買おうと思っている地域の情報にも注意を向けるようにしましょう。

以上、リニュアル仲介本部パイロット店 エージェント石川でした。

***************************************************

■不動産の資産価値を即座に判断

セルフインスペクションアプリ「SelFin」

https://self-in.com/ (ご利用は無料です)

**************************************************

不動産購入時に知っておきたい不動産価格とは?!前のページ

生まれ変わった東京駅・・・の秘密次のページ

ピックアップ記事

  1. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  2. 土地価格の相場を知る方法
  3. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  4. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  5. 住宅購入と 生涯の資金計画

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    建物調査のデメリット

    不動産売買に際して行う建物の調査のことを、「建物状況調査(インスペクシ…

  2. 不動産取引ガイド

    家を買うタイミングはいつ?

    家を購入する際には住宅ローンを組むのが一般的です。住宅ローンの条件…

  3. 不動産取引ガイド

    注文住宅で予算オーバーする原因

    マイホームを考える時に自分の理想の住宅を思い描くと思いますがあれもこれ…

  4. 不動産取引ガイド

    それでも空き家は加速度的に増え続ける

    引き続き空き家問題です。(https://smile.re-agent…

  5. 不動産取引ガイド

    床の間も使用目的やスペースなどで変化します。

    床は鎌倉時代に禅僧が仏画の前に花瓶、香炉、…

  6. 不動産取引ガイド

    今あなたが居る場所の災害リスクをスマホでチェック「国交省重ねるハザードマップ」

    お手元のスマホで、いま居る場所の洪水・土砂災害・地震などの災害リスクが…

  1. 欠陥・トラブル

    住まいを購入したら考える「配偶者居住権」という制度
  2. 不動産取引ガイド

    変動金利と固定金利どっちを選ぶべき!?
  3. 不動産取引ガイド

    ドローンを活用したインスペクション 安全な飛行に向けて!
  4. 不動産取引ガイド

    政府が少子化対策として、3世代同居に力を入れる?!
  5. 不動産取引ガイド

    中古住宅購入の経験者・予定者が「建物検査(インスペクション)」で重視した項目は?…
PAGE TOP