徒歩で通学できるエリアと防音室の施工が物件探しの条件でした
お子様がバイオリンをされているKさん。岡山県在住で、東京の音楽学校へお子様が通学できるように引っ越しを検討される中で、弊社へお問い合わせをいただきました。Kさんはかつて神戸に住んでいたことがあり、阪神淡路大震災を経験していることから、建物の耐震性は特に気にかけていたそうです。弊社へお問い合わせいただいたのも耐震に関するお問い合わせがきっかけでした。
物件探しの条件は音楽学校へ徒歩で通学できる範囲の物件であること。非常に限られたエリアでの物件探しでした。Kさんが見つけたこの物件は総戸数4戸の特殊な物件。通常では避けられがちな物件なのですが、6000万円は下らない周辺相場の中、4000万円を下回る価格だったので、特殊要因や不安材料を徹底して調べることで、購入に向けて検討を進めることになりました。
設計図書を確認した結果、耐震性は問題なしと判断。総戸数が少ない不安材料については、他の所有者や売主など関係者が集まって面談を実施し、Kさんが不安な点について丁寧にヒアリングを行いました。納得いく情報を確認することができたので、この物件を買うことを決断されました。
もう一つの条件はお子様がバイオリンを練習するための防音室を実現することです。弊社で過去に取り扱ったことのある防音工事専門業者をご紹介し、260万円ほどかけて6帖和室の防音室化を行いました。床・天井・壁に防音材を施工し、開口部を2重サッシ化。夜中に練習しても大丈夫なほど高いレベルの遮音性能を実現しました。
また、この物件は宅建業者による買い取り再販物件で、キッチン・トイレなどリフォーム済みの物件でした。クロス・床も施工済みだったのですが、白い床材とアクセントクロスが気になり、床は無垢材のフローリングへの貼り換え、壁には珪藻土を施工しました。のびのびとバイオリンを学ぶ環境を実現したKさん。お子様の成長と今後の活躍が楽しみです。