契約関係

公図と現況のズレが生じる事が多々あります。

法務局で取得できる地図「公図」があてにならないことがあるようです。

公図とは、法務局で取得できる地図のひとつですが、この公図、現況と一致しておらず、不正確であることが多々あります。 http://gaikuchosa.mlit.go.jp/gaiku/html/info4.html (国土交通省のQ&Aです。) 作成の経緯なども関係があるようです。

先日も、現況は綺麗な整形地なのに、公図上では歪な形をしているように記載されている土地がありました。 そのケースでは、実際に測量士の方によって隣地の方との境界の確認や土地の実測がされていましたので、しっかりと土地の形状を確認することができました。 お客様へも、公図が不正確なだけで、権利上は問題がないことをお伝えすることができました。

しかし中には、今回のケースとは違い、実測や境界確認がされていない土地も多くあります。 その場合、取引をする際には費用をかけて確認しなければなりません。 どこまでが購入できる土地で、どこからがお隣の土地なのかが確認できない土地は、安心して購入することはできませんよね。

現在、国によって地籍調査という事業により正確な地図への置き換え作業が進められている最中ではありますが、すべての公図が正確に反映されるまでは、まだ時間がかかりそうです。

不動産を安心して購入するために、買主へ徹底的に寄り添うリニュアル仲介へご相談ください!

 

 

東京圏の地価の変動が分かる衝撃のアニメーション前のページ

以前はどのような場所だったか?!「古地図」活用のポイント次のページ

ピックアップ記事

  1. 危険な場所は 地形図で見分ける
  2. 土地価格の相場を知る方法
  3. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  4. 住宅購入と 生涯の資金計画
  5. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    遺産分割協議ができない!?不動産と行方不明者

    不動産の処分に関して、大きな問題となるケースのひとつに「共有状態」があ…

  2. 不動産取引ガイド

    耐震改修の補助制度を利用する場合の注意点

    中古戸建住宅の購入を検討する場合、耐震診断などのインスペクションやそれ…

  3. 不動産取引ガイド

    「羽田新ルート」に伴う騒音 都心の不動産価格にも影響?

    2月2日、羽田空港の新たなルートで、実際の旅客機を使った飛行テストが始…

  4. マンション

    “売主も知らない”告知事項。一般的な書式では見過ごす可能性あり..

    今回は、マンションを購入する際に確認をして頂きたい、もしくは不動産屋さ…

  5. 不動産取引ガイド

    豪邸でも浮かれてはいけません!本部エージェントの現場レポート≪中古戸建て編≫⑦

    今回は東京都某所、平成元年築、建築デザイナーが自宅用に設計した豪華な中…

  6. マンション

    耐震診断の義務化対策道沿い旧耐震マンションについて

    耐震診断の義務化対象道路とは?災害発生時に、被災者の避難や救急活動…

  1. お金・ローン・税金

    親から資金援助をしてもらい住宅購入する場合の注意点
  2. 不動産取引ガイド

    今後の住宅ローンの金利はどうなる?
  3. 不動産取引ガイド

    超重要 道路と通路の違い
  4. 不動産取引ガイド

    相続登記申請の義務化
  5. 不動産取引ガイド

    2021年2月度の不動産相場
PAGE TOP