不動産取引ガイド

ガスコンロからIHに変えるには

私の子ども家族が住まい探しをしている中で、「ガスコンロよりIHクッキングヒーターの方がいい」と言っていました。
しかし、実際に探してみるとIHの住宅は意外と少なく、ほとんどがガスコンロだったそうです。

もしガスコンロからIHへ変更できるのであれば、住まい探しの選択肢も広がります。
そこで今回は、ガスコンロからIHへ交換できるのか、費用やメリット・デメリットについて調べてみました。

■ガスコンロからIHへ交換はできる!

ガスコンロからIHクッキングヒーターへの交換は、基本的に可能です。
費用の目安は、工事費込みで約15〜30万円程度。工事期間は半日ほどで完了するケースが一般的です。

ただし、以下の工事が必要になります。

・200V専用電源の新設工事
・ガス管の閉栓工事

電気工事が伴うため、必ず専門業者(電気工事士)へ依頼しましょう。

現在主流なのはビルトイン型です。天板サイズには60cm・75cmなどの種類がありますが、本体幅は60cmが一般的で、キッチンサイズが合えば既存のワークトップをそのまま使える場合もあります。

据え置き型の場合の注意点

据え置き型ガスコンロを使用している場合は、そのままIHへ交換できないケースがあります。
IHはビルトイン型が主流のため、場合によってはキッチンリフォームが必要です。
ただし、据置用枠を使って設置できるケースもあるため、まずは専門業者へ相談するのがおすすめです。

事前に確認しておきたいポイントは次の通りです。

・分電盤の電源容量
・設置スペースの寸法
・現在のガス設備の状況

■交換費用の目安

IHへ交換する際は、本体価格だけでなく、以下の費用も考慮しましょう。

・電気工事費
・ガス閉栓工事費
・既存コンロの撤去処分費

住まいの状況によって費用は変動しますが、総額で15〜30万円程度が一つの目安となります。

■ガスコンロからIHに交換するメリット

・安全性が高い

IHは直火を使わず、鍋底のみを加熱する仕組みです。
衣類や可燃物への引火リスクが低く、火災防止につながります。

また、

・空焚き防止機能
・温度センサー
・チャイルドロック機能

など、安全機能が充実している機種も多く、小さなお子さまがいるご家庭でも安心です。

・お手入れが簡単

トッププレートはフラットなガラス面のため、吹きこぼれや油はねもサッと拭くだけ。
ガスコンロのように五徳やバーナーキャップを外して洗う必要がなく、日々の掃除がぐっと楽になります。
また、炎による上昇気流がないため、壁やレンジフードへの油汚れも抑えやすいというメリットもあります。

・キッチンが暑くなりにくい

IHは鍋底のみを加熱するため、調理中でも室温が上がりにくいのが特徴です。
特に夏場は体感温度が大きく変わります。
冷房効率も下がりにくく、省エネ効果も期待できます。

・ガス漏れや一酸化炭素中毒の心配がない

IHは燃焼を伴わないため、

・ガス漏れ
・一酸化炭素中毒

といったリスクがありません。
室内の空気を汚しにくい点も安心材料の一つです。

■ガスコンロからIHに交換するデメリット

・使える鍋が限られる

IHは電磁調理のため、IH対応の鍋やフライパンが必要です。
土鍋、銅製、アルミ製などは基本的に使用できません(※オールメタル対応機種を除く)。
現在使っている調理器具が対応しているか、事前に確認しておきましょう。

・停電時は使えない

IHは電気を使用するため、停電時には使えません。
災害時の備えとして、カセットコンロなどを用意しておくと安心です。
また、同時に複数口を強火で使うと自動的に火力が制御される場合もあります。

・炎が見えないため慣れが必要

火が見えないため、加熱している実感がつかみにくいと感じる方もいます。
使い慣れるまでに少し時間がかかる場合があります。

■まとめ

ガスコンロからIHへの交換は、工事を行えば十分に可能です。

住まい探しの段階で「IHではないから」と候補から外してしまうのは、少しもったいないかもしれません。
メリット・デメリットを理解したうえで、ご家庭のライフスタイルに合った選択をしてみてはいかがでしょうか。
キッチン設備一つでも、選択肢が広がることで理想の住まい探しに近づきます。

リニューアル仲介、渡辺でした。

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