マンション

引渡し前の「現地確認」は大切です

売買契約を済ませ、住宅ローンの手続きも無事に終わり、あとは売主様に残金をお支払いしていよいよ自分のものになるという最終段階で、引渡し前の「現地確認」というものがあります。

先日、その不動産引渡し前の現地確認に行った際のことです。
キッチンの水を流してみると、シンクの下にあるディスポーザーのところから水が漏っていることがその時になって初めて判明しました。

不具合があれば、売主様による「物件状況の確認書(報告書)」あるいは「設備表」といった書面で売買契約時に告知されることが一般的です。

今回は、売主様は賃貸に出されていたため居住されておらず、悪意なくこの状況を知りませんでした。
「設備表」にも不具合「無」とあり、「物件状況の確認書」にも特段記載されていなかったため、売主様側に修復していただきました。
(※最初からここには不具合「有」と告知されているような事項は、故障・不具合があったとしてもその修復義務は売主様にないので注意が必要です)

一般的にこの状況が引き渡し後に発覚した場合は、主要設備の不具合については引渡完了日から7日以内、給排水管の故障等は3か月以内に請求を受けた場合に限り売主は責任を負うという契約内容のものが多いです。
(※もちろん、売買契約の内容によっては個々に違いますので、自分の契約の内容は確認しておく必要があります。)

今回のケースは引渡し前に確認をしたので、あまり問題にならなかったのですが、上記のような「7日以内の請求に限り」売主は責任を負うという内容の場合は、期限が定められているので注意が必要です。

引渡しを受けてからお引越・ご入居まで7日以上空いているお客様は、引渡し後早々に設備の点検をされることをお勧めします。
(特に水回りの設備は要チェックです。)

以上、リニュアル仲介 パイロット店 中田でした。

———————————————–

「資産となる家を真剣に考えるセミナー」

・マーケットを知る
・資産性とは何か
・リスクを考える
・減税・補助金
・私達ができること

↓ 詳細はコチラ ↓
http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

———————————————–

相続手続きはいつまでに?前のページ

梅雨の時期をさわかかに過ごすための、対策されてますか?次のページ

ピックアップ記事

  1. 住宅購入は不安でいっぱい
  2. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  3. 土地価格の相場を知る方法
  4. 立地適正化計画をご存知ですか?
  5. 危険な場所は 地形図で見分ける

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    行政の不動産情報が統合され、便利な世の中になる?!

    政府は全国に広がる空き家や空き地を整備するため、国や自治体がそれぞれ持…

  2. 不動産取引ガイド

    「新築」と「築後未入居」の違いは何か?

    不動産の広告には、その物件が新築か中古かについて明記されています。…

  3. 不動産取引ガイド

    賃借権と地上権の違い

    お住まいの重要事項説明を受ける際に注意すべきチェックポイント解説、今回…

  4. 不動産取引ガイド

    楽器演奏可能なマンション「ミュージション」が人気!?

    特定の入居者をターゲットにしたコンセプト型のマンションが徐々に普及して…

  5. 不動産取引ガイド

    中古住宅購入時にはドローンを活用したインスペクションを実施すべき?!

    当社では中古住宅購入時のお役立ち情報を、ほぼ毎日配信しております!…

  6. 不動産取引ガイド

    土地の引渡しにおける注意点

    購入する不動産が無事に決まった場合、最終的な手続きが物件の引渡しです。…

  1. 不動産取引ガイド

    災害発生時の避難情報・避難指針が変わりました!
  2. 不動産取引ガイド

    信じてはいけない!?公図のアレコレ
  3. 不動産取引ガイド

    亥年は大地震が起きやすい?!事前の備えを万全に!
  4. 不動産取引ガイド

    お客様の声。今度は週刊ダイヤモンド中古不動産特集に取上げられました!
  5. 不動産取引ガイド

    海外赴任者 帰任に備えた日本の家探し 10 【事前準備~売買契約締結 編 8/9…
PAGE TOP