先日、こんなタイトルのニュースが出てきました。
「国交省、赤字バス補助の縮小検討 運行経費の上限、45%→40%に」(産経ニュース)
http://www.sankei.com/life/news/170413/lif1704130050-n1.html
国土交通省が、赤字バス路線の運行経費に対する補助金の上限を、45%から40%へ引き下げる方向で検討しているという内容です。
併せて、収支改善の成果を上げたバス事業者には補助金を上乗せする仕組みの導入も模索しているそうです。
でも、収益が悪化した要因は単純に利用者が少ない(=ニーズがない)というのが根本にあるはずですから、家を持っている人、家をこれから買おうとしている人にとっては、なかなか考えさせられるニュースです。
普段、お住まい探しのお手伝いをしていると、「静かなところで、物件価格が安いし、場合によってはバス利用でもいい」という方や、「仕事は車通勤なので、駅距離はあまり気にしていません」という方がいらっしゃいます。
もちろん、住む場所ですから精神的に安らぐ場所であるというのは重要な要素で、このような考え方を否定するつもりは全くないのですが、資産価値という観点で考えると、良い買い方とは言えません。
家の価格というのは、「購入した価格」ではなく、「自分が売った価格-自分が買った価格」の差額のことを言います。
家の取引価格は需要と供給で決まりますから、自分が買った後、唯一の公共交通手段だったバスが廃線になってしまえば、価値は下がってしまいます。
価格を下げて売れるならまだしも、いくら下げても買い手がつかないということもありえるでしょう。
家をこれから買おうとしている人は、できればこのような買い物は避けた方がいいでしょう。
節約のつもりで物件価格が安いものを買ったのに、結果的に高い買い物になってしまいます。
既に、バス便の家を持っている人は、人口が激減する前に、駅近くのコンパクトなマンションを買う等、資産の付け替えを考えた方が良いでしょう。
私達、リニュアル仲介では、資産価値が目減りしづらい住まいを探すお手伝いをしております。是非ご相談下さい。
以上、リニュアル仲介本部パイロット店 エージェント石川でした。
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