住宅購入時に「家を買っても大丈夫?!」という方が時々居ます。そのような方の場合、ほとんど資金計画が出来ていない場合が多いようです。
資金計画といっても住宅購入を行う場合の資金計画はもちろんですが、長期の資金計画を把握しておくことも重要です。
単純に返済比率(住宅ローン一年間の元利金等返済額の年収における割合)のみで物件購入金額を決めてしまっている方の場合はローンの支払いが困難になると、途端に資金計画に狂いが生じてしまいます。
住宅購入をするまでの資金計画は月の支払いが現状の収入と支出のバランスをみてなんとか大丈夫そうだという話ではなく、子育て世帯であれば教育費等の準備も必要であることを忘れてはなりません。
子供が幼稚園や小学生くらいの年齢であれば、10年前後にどれくらいの教育費が必要になるかはあまり意識しないと思います。ちなみに、幼稚園児(3歳)は下記の通りです。
高校生になると下記の通りとなります。
いずれも文部科学省から出された資料を抜粋しています。
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/__icsFiles/afieldfile/2015/12/24/1364721_1_1.pdf
大学進学を希望する場合にはさらに教育費はかさむことになります。
つまり、お子様の人数×教育費も念頭に置き準備をしなければなりません。
あと重要な事は自宅を持つことによって、メンテナンス費用の準備が必要となります。
約30年間で500~600万円前後掛かると言われますので、住宅購入時に覚えておくと良いかもしれません。マンションの場合は修繕積立金を積み立てているから大丈夫と考えている方も時々いますが、室内にある床、設備等は交換が必要になる為、住宅購入後にも準備が必要となります。
住宅は正しくメンテナンスすることにより、高寿命にし、また、劣化の進行を遅らせることが出来ます。結果、建物の耐久性や性能の維持につながります。
完璧な建物は存在しない為、住宅を購入する=メンテナンス費用の準備が必要となる事をご理解いただければ幸いです。
最後に重要な資金として老後の事を忘れてはなりません。
高齢者世帯(無職)の家計収支(夫65歳以上,妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯)は下記の通りです。(http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/nen/pdf/gk02.pdf総務省統計局データ参照)
基本的に年金収入だけでは、生活することは難しく、預貯金を切り崩して生活していることが分かります。
当社では住宅購入時にきちんとした資金計画のご提案や資産価値の下がりにくい住宅のご提案を通じ、資産となるような住宅購入のお手伝いを行っています。
ぜひ、お気軽にご相談をいただければ幸いです。
法人営業部 犬木 裕
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