お金・ローン・税金

相続税には課税されるものと非課税のものがあるのご存じですか?

相続税は、亡くなった人(被相続人)の財産を、相続や遺贈(遺言によるもの)によってもらった場合は、取得した個人に対して課せられる税金です。原則として、相続開始から10ヶ月以内に申告・納税する必要があります。

相続財産には、相続税がかかる財産とかからない財産があります。相続税の計算上、遺産総額に含まれる財産には、現金、預貯金、有価証券、宝石、土地、家屋などのほか、貸付金、特許権、著作権など、金銭に見積もる事ができる経済的価値のあるもの全てに加えて、死亡保険金や死亡退職金、被相続人から死亡前3年以内に贈与により取得した財産、相続時精算課税の適用を受けた財産があります。

一方、死亡保険金や死亡退職金のうち一定額、墓地や仏壇等、宗教・慈善・学術等の公益事業用財産、心身障害者共済制度に基づく給付金を受ける権利などは相続税がかからない非課税財産となります。
また、債務や葬式費用などは遺産総額から差引くことができます。

相続税の課税価格を計算するには、遺産の価格を出す必要があります。
このとき、不動産や株式など現金以外の財産は時価で評価するが、実務的には、それぞれ定められた評価方法で価格を算出します。

たとえば、土地は、路線価方式または倍率方式により評価額を出します。
ただし、貸宅地(賃貸している土地)については、路線価方式もしくは倍率方式により求めた自用地(自己所有で完全所有権の土地)の評価額に、地域ごとに決められた借地権割合(更地評価額に対する借地権価格の割合)を控除した底地割合、つまり「借地権割合」を掛けて求めます。
このとき、相続した土地が、被相続人または生計を一にしていた親族の居住用や事業用だった部分には、一定面積までの部分は通常の評価額から一定割合を減額する特例があります。

一方、建物については、固定資産評価額の1.0倍で評価します。
ただし、貸家については、その建物の固定資産税評価額に借家権割合と賃貸割合を乗じた価格を、その建物の固定資産税評価額から控除します。

次回は、相続税の計算の基本をお伝えしたいと思います。
リニュアル仲介、前田でした。

***************************************************

■不動産の資産価値を即座に判断

セルフインスペクションアプリ「SelFin」

https://self-in.com/ (ご利用は無料です)

**************************************************

不動産にまつわる犯罪とは?前のページ

浮かせる収納!?次のページ

ピックアップ記事

  1. 立地適正化計画をご存知ですか?
  2. 危険な場所は 地形図で見分ける
  3. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  4. 住宅購入と 生涯の資金計画
  5. 土地価格の相場を知る方法

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    遺言書が使えない!?相続トラブル回避術

    相続争いを回避するため、遺言書を作成しておくとよい、ということはよく耳…

  2. 不動産取引ガイド

    断熱性に優れている家

    毎日暑い日がつづいていおりますが古い住宅には断熱材が入っていないため夏…

  3. 不動産取引ガイド

    「東京23区は億ションだらけ?!」は間違い!

    東京23区の新築マンションは2023年、平均価格で1億円超えが続いてい…

  4. 不動産取引ガイド

    木造の中高層建築

    これまで建築業界で主流とされてきたのは、鉄筋コンクリート造(RC造)や…

  5. 不動産取引ガイド

    所有者不明土地が減ると取引出来る不動産が増える?!

    2月10日、法制審議会(法相の諮問機関)は相続や住所・氏名を変更した時…

  6. お金・ローン・税金

    お金との上手な付き合い方?!住宅ローンの繰り上げ返済は相続の視点からは考え物?!

    「住宅ローンは手元にお金があるなら早く繰り上げ返済したほうがいい」とよ…

  1. かし保険

    【瑕疵保険④】売主が宅建業者の場合
  2. 不動産取引ガイド

    固定資産税の根拠となる新築建物の価格
  3. 不動産取引ガイド

    <コロナ禍の不動産購入知識> 「ベランダカフェ」という言葉をご存知ですか?
  4. 不動産取引ガイド

    中古戸建の断熱リフォームで資産価値を守る!失敗しない断熱改修のポイント
  5. 不動産取引ガイド

    人口が減っても持続可能な街を選ぶ
PAGE TOP