不動産取引ガイド

不動産取引で良く見かける「うっかりミス」

不動産取引においては、難解な用語や普段使わない専門用語が多く出てくるため、慣れていないと「うっかりミス」が発生してしまいます。

今回は、取引の有効・無効などには影響しませんが、良く見かける「うっかりミス」をご紹介します。

1.木造ストレート葺

建物の屋根材の表記ミスです。正解は「スレート葺」。

※スレート葺屋根については以下の記事をご覧ください。

https://smile.re-agent.info/blog/?p=5270

屋根の形状ではなく、材質のことなのですね。

2.木造平屋建

これは見逃しがちです。登記や公的な書類での正確な記載は「平家建」。

具体的な使い分けについてはハッキリしませんが、役所の窓口などでは指摘されてしまうこともあるので注意が必要です。

3.地籍120㎡

土地の面積は「地積」です。

一方、「地籍」とは「土地の所在」を意味する言葉ですので、まったく異なる言葉になってしまいます。

パソコン等で入力する場合には、どちらも変換候補として出てきてしまうので、良く間違われてしまいます。

4.陸屋根

こちらは読み方の問題です。以前は「ろくやね」という読み方が正式とされていました。

「陸(ろく)」とは、「平らであること」「まともであること」を意味する形容詞になります。「ろくでなし」という言葉の「ろく」と同じです。

「陸(りく)」と読んでしまうと、陸地などの意味になってしまうので、使い分けられていました。

「平らな屋根」という意味では「ろくやね」と読むのが正式ですね。

ただ、最近では特に区別されておらず「りくやね」と読んでいることも一般的になってきています。

不動産取引は、金額も大きく重要な契約ごとです。

あまり重箱の隅をつつくようなことをしても仕方ありませんが、折角であればミスのない手続きを進めたいですね。

ちなみに弊社は「リニュアル仲介」です。「リニューアル仲介」ではありませんので、お間違いなく!

***************************************************

■不動産の資産価値を即座に判断

セルフインスペクションアプリ「SelFin」

https://self-in.com/ (ご利用は無料です)

**************************************************

不動産購入時に思いを馳せる3つのポイント!前のページ

2018 年2月度の不動産相場次のページ

ピックアップ記事

  1. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  2. 立地適正化計画をご存知ですか?
  3. 住宅購入は不安でいっぱい
  4. 住宅購入と 生涯の資金計画
  5. 土地価格の相場を知る方法

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    築50年の家に耐震改修を行うメリットはあるか?

    先日お問い合わせがあった事例です。住宅の耐震化の難しさを改めて実感しま…

  2. 不動産取引ガイド

    マンションの管理形態の種類

    マンションをご検討の方は必ずチェックする項目の『管理形態』ですが、何種…

  3. 不動産取引ガイド

    地震保険の必要性は?

    熊本地震で被災された方の声をお届けします。弊社でも代理店を行っ…

  4. マンション

    室内の広さは面積だけでは判断できません。

    不動産を探す上で、インターネット上の情報を収集して気に入った物件を探す…

  5. 不動産取引ガイド

    現在販売中の実存する物件で検証!“値上がり相場”での価格の妥当性。

    現在販売中の実存する物件で検証!“値上がり相場”での価格の妥当…

  6. お金

    「手付金って頭金!?」家探しの資金計画で失敗しない為の知識

    家を買う時にはよく「頭金」という言葉ができてきます。でも、多くの方が「…

  1. 不動産取引ガイド

    「暦年贈与」という仕組みをご存知ですか?!住宅購入を検討し始めたら、ご両親に資金…
  2. 不動産取引ガイド

    安心の住宅購入の為には建物状況調査(インスペクション) は必要なのか?!
  3. お金・ローン・税金

    【フラット35】の新機構団体信用生命保険制度とは?
  4. 不動産取引ガイド

    2021年の不動産市況は高止まり
  5. 不動産取引ガイド

    ローン特約の「融資承認取得期日」意味と注意点について
PAGE TOP