天災・事故等

自然災害は予測できるのか!?西日本豪雨とハザードマップ

先日、西日本を襲った記録的豪雨の影響ですが、やっと真備町の支所が業務を再開したり、断水が解消されたりと、徐々にですが復旧の兆しが見えてきているようです。

今回の豪雨では「50年に1度」とも言われる記録的な雨量となりました。

また、ダムの放水のタイミングの影響もあったのか、倉敷市真備町では、一帯が水没してしまうという大規模な浸水被害が発生しました。

今回の浸水被害があったエリアについて、国土地理院が推定最大浸水深をマップ化した情報を公開しています。

<国土地理院>http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/H30.taihuu7gou.html

一方で、倉敷市でも予想浸水エリアのハザードマップを公開していました。

<ハザードマップ>http://www.city.kurashiki.okayama.jp/1870.htm

この2つの地図を見比べると、予想浸水エリアと実際に浸水被害が発生したエリアがほぼ一致しています。

ハザードマップの正確性を裏付ける結果となってしまいました。

弊社では、お住まい探しをされるお客様には、検討エリアのハザードマップを確認しましょうと声掛けをおこなってきましたが、個人的にも改めてその重要性を認識いたしました。

ほんの少しだけ、ハザードマップを確認するという作業だけで、救える命や避けられる被害があります。

お住まい探しの場合には、ぜひハザードマップを確認して、安全な住居を手に入れましょう。

また、すでにお住まいをお持ちの方でも、ハザードマップを確認することで、大雨の情報があった場合には緊急で避難すべきエリアなのか、そのまま自宅待機してよいのかの判断基準になるかと思います。

インターネットで「市区町村名」+「ハザードマップ」と検索すれば、簡単に確認できますので、ぜひこの際にご覧になってみてください。

無駄に保険料支払っていませんか?前のページ

住宅購入に遠慮は禁物?次のページ

ピックアップ記事

  1. 危険な場所は 地形図で見分ける
  2. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  3. 立地適正化計画をご存知ですか?
  4. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  5. 土地価格の相場を知る方法

関連記事

  1. マンション

    多様化するマンション 管理で資産価値を向上する?!

    国土交通省は3月に「マンションの管理の適正化に関する指針」と「マンショ…

  2. 不動産取引ガイド

    浸水被害を回避する為の情報収集

    浸水被害を回避する為の情報収集当たり前のようですが、水…

  3. 不動産取引ガイド

    俺の隠れ家的なガレージやカーポート設置で固定資産税が増える?!

    一戸建ての駐車スペースのプランには、スペースだけを確保し床面はコンクリ…

  4. 不動産取引ガイド

    安い物には理由がある!戸建てで良くあるイレギュラー要素。

    安い物件には、必ずその理由があるものです。今日は、戸建てを探し…

  5. 不動産取引ガイド

    二世帯住宅を建てる時に間取りよりも前に考えなければならない事とは?

    二世帯住宅を建てるとき、親世帯と子世帯の両方が快適に暮らすにはどのよう…

  6. 不動産取引ガイド

    隣地とのトラブル…お困りではありませんか?

    戸建ての場合、快適に過ごすには隣地との良好な関係も重要だと思います。…

  1. 不動産取引ガイド

    今日は防災の日です
  2. 不動産取引ガイド

    恵まれた立地条件を活かしての大規模リノベーション
  3. 不動産取引ガイド

    どのような戸建て住宅で雨水の浸入が多いかご存知ですか?
  4. 不動産取引ガイド

    12月19日13:00~家を買うなら知っておきたい情報セミナー開催します!
  5. 不動産取引ガイド

    生まれ変わった東京駅
PAGE TOP