昨年の台風は、もの凄い風でした。
四谷の街路樹が折れてしまったというニュースも耳にしました。
当然、あの台風の日、売買契約をなさった方もいるのです...私がお手伝いしているお客様もそうでした。
と、なにか起きてしまったかのように書きましたが、私のお客様は、大きな問題は起きませんでした。テレビアンテナが折れてしまい、すぐに売主さんが直してくれましたので、大事には至りませんでした。
でも、なかには大きな被害を被った方もいらっしゃるはずです。契約した物件が損傷してしまったらどうなるのでしょうか?本日は、豆知識として、そのあたりについて書いてみます。
まず、下記リンクをご覧ください。
これは、標準的な売買契約条項の一部です(※)。今回のテーマに関係する箇所に色をつけてあります。
◆売買契約条項(抜粋)
https://rchukai.jp/c_doc/20181004.pdf
※弊社は、全国宅地建物取引業協会に所属しているので、そこの書式をサンプルとしました。
難しい言葉が並んでいますが、「『物件の引渡前に』壊れた場合は『売主が直す』」と、取り決めをするのが一般的です。「壊れた」にも程度がありますので、直すのにものすごいお金がかかる場合は、契約解除となります。
ちなみに、引渡後は、売主の瑕疵(かし)担保責任の範囲か否かという判断になるのですが、別の条項で定められています。
売主の瑕疵担保責任に関しては、過去に下記の通り書いたことがありますので、そちらをご覧ください。
◆戸建リノベINFO 瑕疵担保責任、中古住宅の保証 まとめ
(https://smile.re-agent.info/blog/?p=2770)
契約をする前に、これらのことも確認し、納得して住まいを購入するようにしましょう。