お金・ローン・税金

大手銀行 2月の住宅ローン金利引き下げ

1月に続いて、2月も大手銀行をはじめ金融機関が住宅ローン金利を引き下げ始めた!

その背景には、
1. 1月30日米連邦準備委員会(FRB)が利上げシナリオの棚上げを表明したことで、日本の長期金利が下落したこと。
2. 10月予定の消費税増税を前に想定される住宅の駆け込み需要を狙っている可能性が高い。不動産業者などは年度末の決算までに販売攻勢をかける傾向があり、2~3月が住宅販売の最盛期となる。そのため金融機関は低金利で利幅が薄くなることを覚悟し、3月にかけてさらに金利を引き下げる可能性もありそうだ。

国内大手5銀行の2月の住宅ローン金利は、主力の「10年固定型の最優遇金利」で3行が1月の水準から引き下げ、2行が据え置いた。りそな銀行が1月から0.05%下げ0.65%と最も低く設定。みずほ銀行は0.70%、三菱UFJ銀行は0.79%に下げた。三井住友信託銀行は0.70%、三井住友銀行は1.10%と、1月の水準を維持した。変動型は5行とも据え置いた。

低金利で貸し出し利ざやが縮小する中、さらなる金利の引き下げに踏み切った背景には、「増税前の駆け込み需要も意識した営業戦略がある」(銀行関係者)。

金融機関としては、一定水準の収益を確保するためには、貸し出しを増やして量を追わざるを得ない事情があります。増税前の顧客獲得を目指し、一時的に金融機関の利下げ競争が過熱する事態もありえそうです。

 

住宅購入を検討している方は、良い物件が見つかり3月までの引渡しが間に合えばこの超低金利の恩恵も活かせる絶好の機会です。毎年1月からゴールデンウィークまでは不動産が動きやすい時期ですので、この歴史的な低金利状態であるうちに検討されてはいかがでしょうか。

以上、バイヤーズエージェント中田でした。

2019年に住宅購入をご検討の方へ 現在の不動産市況はどうなっている?!前のページ

二世帯住宅を建てる時に間取りよりも前に考えなければならない事とは?次のページ

ピックアップ記事

  1. 危険な場所は 地形図で見分ける
  2. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  3. 住宅購入は不安でいっぱい
  4. 土地価格の相場を知る方法
  5. 立地適正化計画をご存知ですか?

関連記事

  1. お金・ローン・税金

    2020年7月 フラット35金利のご案内

    2020年7月のフラット35金利は、20年以下が1.03%、21年以上…

  2. 不動産取引ガイド

    家を守る屋根!

    最近の携帯アプリでは雨雲レーダーなどがありどこで雨が降っている分かるよ…

  3. 不動産取引ガイド

    一建築物一敷地の原則とは…

    この意味は建築基準法施行令第1条の用語の定義で、「敷地とは 一の建…

  4. 不動産取引ガイド

    自己資金の割合が大きいほど金利優遇?

    住宅ローンの本審査になると、本人だけではなく、購入する物件自体の評価も…

  5. 不動産取引ガイド

    損保業界初の「家族Eye」をご存知ですか?

    登録契約数が5万件突破したようです。「家族Eye」とは何か?…

  6. 不動産取引ガイド

    屋根の耐荷重について

    あまり知られていない屋根のお話良く目にする住宅の屋根は当たり前のも…

  1. 不動産取引ガイド

    不動産営業マンを味方につける!
  2. 不動産取引ガイド

    二世帯住宅は建て方で、節税も出来る??
  3. デザイン

    「彩り」の住まい こだわりが随所に光るまるでカフェのようなくつろぎの空間
  4. 不動産取引ガイド

    定期借地権の種類
  5. 不動産取引ガイド

    大規模なリフォームは確認申請が必要な場合があります。
PAGE TOP