ここのところ史上空前の低金利になっています。今日は住宅金融支援機構の「フラット35」について勉強してみましょう。今回は中古マンションに絞ってお話します。
周知のとおり、フラット35は全期間固定金利の住宅ローンです。低金利のときは固定金利を選択するというのはセオリーですよね。このフラット35と通常の住宅ローンと違う点は、融資対象となる住宅に対して、所定の技術基準への適合を求めている点です。簡単に言えば、一定の性能を有していないと融資がおりないという意味です。技術基準への適合を証明する書類として「フラット35 適合証明書」を取得する必要があります。
私の経験則ですが、新耐震基準のマンションであれば、8~9割くらいは適合証明書が取得できるのではないかと思います(あくまで私の体感の数字です)。だからと言って、油断をしていると、“フラット35を利用するつもりで売買契約したのに、やっぱり使えない...”といったことにもなりかねませんので注意しなければいけません。では、物件検討時に何に気をつけていれば良いか?中古マンションの場合には、下記のポイントが全て○であれば、おそらく問題ないでしょう(もちろん最終的には証明書発行者にご確認下さいね)!
≪フラット35技術基準適合のチェックポイント(マンション)≫
① 新耐震基準のマンションか?(建築確認申請が昭和56年6月以降である)
② 占有面積が30平米以上あるか?
③ 管理規約は定められているか?
④ 計画期間20年以上の長期修繕計画はあるか?
さらに、フラット35“S”の金利優遇を利用するには、下記のポイントのいずれかを満たしていれば、大丈夫。
⑤ 浴室に手すりがあるか?
⑥ 窓がペアガラスになっているか?
■フラット35中古住宅の技術基準の概要
http://www.flat35.com/tetsuduki/cyuko/tech.html
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