不動産取引ガイド

最近、住宅ローンの返済がきついなと思っている方、必見!

住宅ローンは、借りたあとでも無理や無駄がないか、見直すことが大切です。

住宅ローンの借り換えについてですが、借り換えとは現在のローンを完済して、他のローンに組み替える事をいいます

たとえば、高金利のローンから低金利のローンへ組み替えたり、旧タイプの不利なローンから新タイプの有利なローンへ組み替える場合が典型的かと思います。

ただし、どんな場合でも借換えが有利というわけではありません。

異なる金融機関のローンに借り換える場合には、新規にローンを組む場合と同様の手続きや担保設定費用がかかるため、最低でも20~30万円は必要とまります。

したがって、ローン残高が少ない場や、返済期間がそれほど残っていない場合、金利が小さい場合には、借り換えのメリットはあまりありません。

1っの目安として、ローン残高が1千万円以上、返済期間が10年以上残っている場合、借り換えの金利が1%以上下がる場合には、検討する価値がかるかと思います。

変動から固定へ、固定から変動へ、それぞれ選択はあるかと思います。

最近では徐々に上がりつつありますが、まだ低金利と言えるので、固定を選ばれた方がお得ではないかと思います。

また、家計の変化に対応するためには、条件変更という方法もあります。

条件変更では、住宅ローンの返済条件である返済期間や、ボーナスと毎月の返済比率、返済タイプなどを変更することが出来ます。

共働きをやめたり、転職で収入が減って、少しでも月々の返済額を減らしたい場合には返済期間の延長が効果的です。

ボーナス返済が多すぎる場合には、ボーナス返済の割合を低くして毎月の支払を多くすれば、ボーナスがあまり出ない状況にも対応ができます。

なお、借入先の金融機関で対応可能な条件変更の内容を確認しておくことが大切です。

フラット35における返済方法の変更内容を下記に記載しておきます。

【フラット35返済方法の変更】

●振込期日の変更
●ボーナス払い月の変更
●毎月払いとボーナス払いの併用から、毎月払いのみに変更
●毎月払いのみから、毎月払いとボーナス払いの併用への変更
●毎月払い分・ボーナス払い分の金額内訳の変更
●元金均等返済から元利均等返済への変更
●元利均等返済から元金均等返済への変更
●返済期間の短縮

※フラット35の場合、上記手続には手数料不要

住宅ローンの返済に追われてしまっては元も子もありません。

無理のない返済計画を立てたうえで、借り換えや条件変更を上手に使ってみてはいかがでしょうか?

リニュアル仲介、前田でした。

子供部屋の概念を変えてみる!?前のページ

「建築確認申請」って知っていますか?次のページ

ピックアップ記事

  1. 危険な場所は 地形図で見分ける
  2. 住宅購入と 生涯の資金計画
  3. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  4. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  5. 土地価格の相場を知る方法

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    自然災害に強い路線とは…?!

    自然災害が発生すると、首都圏は電車の運休や、遅延する事がほとんどです。…

  2. 不動産取引ガイド

    憧れの一戸建て。リアルに買えるエリアの見つけ方。【前編】

    家探しをするときの希望条件として、「エリア」というのは優先順位の高い項…

  3. 不動産取引ガイド

    外壁材の種類

    外壁材選びはメンテナンス性と耐久年数が重要です。いざマイホームを建…

  4. 不動産取引ガイド

    車庫は容積率の対象面積になるのか?

    前回、住宅の地下室については、一定の条件を満たしていれば、容積率の不算…

  5. 不動産取引ガイド

    日銀発表 財布・タンス預金「減った」39%の結果から不動産購入を考える!

    昨年末に日銀が初めて実施した個人の懐事情に関するアンケート調査の結果が…

  1. お金・ローン・税金

    2021年2月 フラット35金利のご案内
  2. お金・ローン・税金

    2022年9月 フラット35金利のご案内
  3. 不動産取引ガイド

    フランスで豪雨。パリ・セーヌ川氾濫!!
  4. 不動産取引ガイド

    海外赴任者 帰任に備えた日本の家探し 2 【全体スケジュール 編 2/2】
  5. お金・ローン・税金

    住宅ローン完済年齢上昇 「高齢化」になった3つの要因
PAGE TOP