お金

耐震基準適合証明書があっても住宅ローン減税の適用対象外!の例

おはようございます。リニュアル仲介の犬木です。

本年も残すところ僅かとなりました。皆様にとってこの1年はどのような年で

したでしょうか?

本日は少しマニアックですが、

「えっ!賃借中の物件を購入した場合、引渡し後の「耐震基準適合証明書」は

住宅ローン減税の適用対象外!」という内容をご報告させていただきます。

今回、弊社不動産部にて賃借中(賃借物件の住所と住民票の住所が同一)の物件

を購入するお客様の相談を受けました。

物件自体は築20年以上でありましたので、住宅ローン減税の適用を受けるには

引渡し前に「耐震基準適合証明書の取得」、「既存住宅売買瑕疵保険の付帯」

できる住宅、もしくは引渡し後に買主自らが「耐震基準適合証明書の取得」する

予定の場合に限られています。

しかし、今回新たに、賃借中の物件を購入した際の「耐震基準適合証明書」は

引渡し後の証明書では住宅ローン減税の適用にはならないという事が発覚しました。

国土交通省にも確認をしましたが、財務省の見解として「入居のタイミング」を

住民票の移動で証明するため、そもそも賃借中の物件を購入しても、住民票の移動

がないため、適用の対象外となっていると思われます。

これから住宅購入をされる方は注意が必要です。

よろしくお願い致します。

『やはり、不動産は立地!』前のページ

登録の有無は必ず確認!中古マンション×フラット35利用のコツ。次のページ

ピックアップ記事

  1. 住宅購入は不安でいっぱい
  2. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  3. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  4. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  5. 土地価格の相場を知る方法

関連記事

  1. お金・ローン・税金

    2022年8月 フラット35金利のご案内

    2022年8月のフラット35金利は、20年以下が1.20%、21年以上…

  2. 不動産取引ガイド

    遺言書が使えない!?相続トラブル回避術

    相続争いを回避するため、遺言書を作成しておくとよい、ということはよく耳…

  3. お金・ローン・税金

    2018 年12月度の不動産相場

    公益財団法人東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)から、2018…

  4. お金・ローン・税金

    中古住宅購入時の住宅ローン減税~早めの手続きが失敗しない最大の対策~

    早いもので新年度がスタートしました。こういう仕事を行っているので、…

  5. 不動産取引ガイド

    木造戸建ての基礎知識~建築年月でおおよそ判定できます~

    中古戸建てを検討する際に重要になるのが建築年月。単に築年数が古いと…

  1. 不動産取引ガイド

    家庭で蓄電池を持つ時代?!VPP(仮想発電所)をご存知ですか?!
  2. 不動産取引ガイド

    水道料金が地域により最大8倍も違うのをご存知ですか?!自分の住んでいるエリアの水…
  3. 不動産取引ガイド

    「高齢者の地方移住を促進する新型交付金とは?!」
  4. 不動産取引ガイド

    長期優良住宅とは!?
  5. 不動産取引ガイド

    地図に現れた「細い土地」
PAGE TOP