お金・ローン・税金

新築は10年保証が義務。では、中古は何年でしょう?

今日は、瑕疵(かし)保険の歴史について。

先日、「住宅瑕疵担保履行制度のあり方に関する検討委員会 報告書」が公表されました。 住宅瑕疵担保履行法は、平成21年10月に全面施行され、新築住宅を引き渡す際、保険 又は供託を義務付けることとなりました。それから5年が経過した昨年末から、5回にわた委員会が開催され、今回の報告書公表という運びとなりました。

■住宅瑕疵担保履行制度のあり方に関する検討委員会

http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000086.html

≪報告書≫

http://www.mlit.go.jp/common/001082616.pdf 冒頭で、“義務付け”と書きましたが、既存住宅(中古住宅)の場合は義務ではなく任意加入となっている為、消費者が付保するかどうかの判断をしなくてはいけません。また所有権移転前に必ずしなければならない手続きがあり、それを行わないと保険付保ができないので十分注意が必要です。既存住宅用の瑕疵保険は新築のそれから少し遅れて保険商品がリリースされ、様々なタイプの保険商品が順次出てきました。中古住宅の場合、保険期間の最長は5年間です。ちなみに国では、平成32年までに中古住宅流通量に占める保険の加入率を20%としています。

 

安心して住宅購入ができるよう、業界全体が“中古住宅でも保険をつけるのが当たり前”という市場になると良いですね。リニュアル仲介では、もちろん、全お客様に瑕疵保険をご案内しております!

リニュアル仲介本部パイロット店 石川でした。

建物の揺れを早く止める為のエネルギー吸収装置とは?前のページ

東京圏の地価の変動が分かる衝撃のアニメーション次のページ

ピックアップ記事

  1. 立地適正化計画をご存知ですか?
  2. 住宅購入は不安でいっぱい
  3. 住宅購入と 生涯の資金計画
  4. 危険な場所は 地形図で見分ける
  5. 買ってはいけない物件を自分でチェック

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    不動産の舞台裏:売主が語る物件の実像

    売主が居住中の物件は、売主様に直接確認できる絶好の機会と言えます。…

  2. 不動産取引ガイド

    その住宅の面積、合っていますか?

    マンション購入の際に、購入検討者の方から多くいただく質問のひとつが、床…

  3. お金・ローン・税金

    住宅ローンを借りる際、借入可能金額を増やす方法があります。

    住宅ローンの借入額が希望金額に足りない場合など、諦める前に下記の方法が…

  4. 不動産取引ガイド

    キキクルとは?!

    最近の天気予報でも大雨が降った日にはキキクルなどで確認頂けますとよく耳…

  5. 不動産取引ガイド

    リフォームした場合にも登記が必要?

    一般的に、お住まいの売買や相続が発生した際には、登記の名義人を変更する…

  6. 不動産取引ガイド

    どうする人口減問題?!日本は移民を受け入れられるのか?

    5月5日がこどもの日ということもあり、毎年この時期は出生数とか人口動態…

  1. 不動産取引ガイド

    マンション購入前に必ずチェック!修繕計画で見極める住まいの質
  2. 不動産取引ガイド

    住宅ローンの「繰り上げ返済」、 注意点をご存知ですか?!
  3. 不動産取引ガイド

    家を選ぶ前にまずエリアを選ぶ
  4. 不動産取引ガイド

    不動産購入前に「内水氾濫」エリアの有無確認は不十分?!
  5. 不動産取引ガイド

    空き家を「準公営住宅」として活用していく?!家賃を補助し、子育て世帯支援を実施?…
PAGE TOP