不動産取引ガイド

格安物件の落とし穴

賃貸や中古戸建ての格安物件には、以下のような注意すべき落とし穴があります。

・周辺環境の問題(騒音、墓地など)

・物件自体の問題(事故物件、建物の傾きなど)

・設備の問題(修繕費用が高額なため未修繕)

・管理状態の悪さ(共用部分の管理が不十分)

・立地の不便さ(駅から遠いなど)

・将来的なリスク(大学の撤退による需要減少 など)

これらの問題を避けるには、契約書を細かく確認し、専門家とともに入念な調査を行うことが重要です。

■格安物件の主な落とし穴

周辺環境の問題

・駅から遠い、交通が不便
・墓地が近い、騒音(電車、幹線道路など)
・自然災害のリスク(崖が近いなど)

物件自体の問題

・事故物件:過去に事件や事故があった
・建物の欠陥、地盤が緩い、家が傾いているなど

設備の問題

・高額な修繕費用のため未修繕(例:オートロック、室外機)
・傷んだ水回り(キッチン・浴室など)

管理状態の問題

・敷金・礼金がない場合でも、別途クリーニング代などが発生することがある
・共用部分の清掃・管理が不十分

立地や将来性の問題

・大学撤退などにより賃貸需要が激減する可能性
・土地利用の変更・再開発計画による影響

■注意点と対策

契約書の確認

敷金・礼金がない場合でも、原状回復費やクリーニング代が請求されることがあるため、契約内容を丁寧に確認しましょう。

内見時のチェック

見た目では分からない欠点(駅からの距離、日当たり、風通しなど)を見落とさず、「なぜ安いのか」の理由を確認しましょう。

専門家への相談

住宅診断士(ホームインスペクター)や不動産の専門家に相談することで、見えない不安要素を明らかにできます。

告知義務の確認

事故物件などは告知義務がありますが、悪質なケースでは情報が隠されることもあるため、自分の目と耳で判断することも重要です。

実測売買の活用

土地購入の際は、登記簿面積ではなく実際に測量した面積(実測)に基づいて契約する「実測売買」を選びましょう。

■なぜ家賃や価格が安いのか?その理由

セキュリティの不足

・オートロック、TVインターホン、防犯カメラが未設置

利便性の悪さ

・日当たりが悪くカビが発生しやすい
・坂の上や下など、生活が不便
・最寄り駅や商業施設が遠い
・接道が狭く、車の出入りがしづらい

周辺環境に問題がある

・線路や高速道路が近く、騒音あり
・歓楽街、宗教団体、暴力団施設が近い
・墓地が隣接している

特殊な間取り

・居室が狭い
・洗濯機置き場が外にある
・冷蔵庫置き場が居室内
・家具の配置が難しい
・ユニットバスや共同トイレ、風呂なし

修繕が不十分

・修繕にコストをかけておらず、設備が古い・故障している

設備に改善困難な点がある

・室外機やオートロックなど、高額な設備が故障したまま放置されている

建物が古い

・築年数が古く、耐震性・断熱性・配管などに懸念
・水洗トイレでない場合も

取り壊し予定の物件

・短期間のみ居住可能なため、家賃が大きく下がる傾向あり

借地権付き物件

・地主の土地を借りて建物を建てるケースでは、更新や建て替え時に承諾料・更新料が必要になります

■まとめ

安い物件には、価格だけでは見えない理由があります。
しかし、安いからといってすべてが悪いわけではありません。

まずは「なぜ安いのか」をきちんと確認することが大切です。

不動産会社に質問して確認できることも多いですが、告知義務がない情報については説明されないこともあるため、慎重な調査が必要です。

たとえば、周囲に嫌悪施設がある場合には、

・夜間の騒音はどれくらいか
・異臭や振動はあるか

など、実際の生活にどの程度影響があるかを具体的に想定し、自分にとって許容できるかどうかを判断しましょう。

今後の住まい選びの参考になれば幸いです。
リニュアル仲介 渡辺

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